ドジャース、今オフも超大型補強に動いている!? FA市場で狙いたい有力選手は…?【コラム】
補強候補となるリリーフ投手は…?
ドジャース編成本部長のアンドリュー・フリードマン氏はリリーバーに投資をすることを嫌う。 なので、あまり資金をかけずに最大限のパフォーマンスを引き出せる選手を考えてみる。ちなみにトライネンの再契約が最も可能性が高いが、ここでは割愛する。
スター球団の”元クローザー”は…?
2021年シーズン途中にニューヨーク・ヤンキースにトレード後覚醒したホームスは、チームのクローザーとなったがシーズン途中にパフォーマンスが悪化し、ルーク・ウィーバーに取って代わられてしまった。 これによりヤンキースファンからは多くのヘイトを受けているホームスだが、数字を俯瞰すると悪いリリーバーではない。 目を引くのがStuff+の高さで、これは面白いように変化するシンカー、スライダー、スイーパーから来ている。オーバースローから繰り出されるホームスの球はどれも他に類を見ない落ち・曲がりを見せる。 シンカーは異常な落ちを見せ、24年の平均打球角度はマイナスだった。これは即ちホームスのシンカーは平均的に地面に向かって打たれるということだ。 またスライダー/スイーパーはリーグトップのStuff+183を叩き出し、3割は空振りとなる。後はこの球をどのように使うかを見つけ出せば良い。 ホームスも前述のピベッタと同様に、高い評価を受けていないが化けると面白いタイプで、ローリスクハイリターンだ。31歳と言う年齢から単年実力証明契約でも良い。
FA市場の”お買い得”投手たち
カービィ・イエーツとデイビッド・ロバートソンは共にテキサス・レンジャースをFAとなったベテランリリーバーだ。 イエーツはフォーシーム/スプリットのコンビを武器とし、与四球率は高いものの、それを補って有り余るだけの空振りを量産する。24年シーズンの期待打率・防御率は共にメジャー1位だ。
ベテランリリーフ枠なら…
ロバートソンはフォーシーム/シンカーという通常の速球は投げずに、カッターとカーブで打者を抑える投手だ。イエーツ同様制球は怪しいが三振で補う。 2人に共通するのは高年齢/好成績と言う点で、特にロバートソンは39歳と言う年齢からのパフォーマンス急降下の懸念からFA市場でも複数年契約は狙いにくい。契約規模にキャップがつくためローリスクとなるわけだ。 今年のハドソンやケリーのように1000万ドル弱でのベテランリリーフ枠にぴったりの投手だ。
ベースボールチャンネル編集部