角田裕毅と岩佐歩夢、ホンダ・レーシングスクールの生徒とカートバトル。佐藤琢磨“校長”見守る中で角田はスピン
12月2日(土)、モビリティリゾートもてぎの北ショートコースに、元F1ドライバーでありインディ500で2勝を挙げた佐藤琢磨、アルファタウリの現役F1ドライバーである角田裕毅、先日F1初ドライブを行なった岩佐歩夢が登場。ホンダ・レーシングスクール・鈴鹿(HRS)のスクール生を対象とした特別講習会を実施した。 【ギャラリー】角田裕毅&岩佐歩夢がホンダ・レーシングスクールの”特別講師”として登場! 本講習会はHRSのアンバサダーを務めるレッドブルのセルジオ・ペレスが来場予定だったがフライト遅延により欠席となり、HRSのカートクラスとフォーミュラクラスを率いる佐藤プリンシパル(校長)に加え、角田と岩佐が代役登板となった。角田と岩佐、そして佐藤もHRSの前身である鈴鹿・レーシングスクール(SRS)の出身だ。 特別講習会は10周のレース形式の模擬戦で行なわれ、角田と岩佐もこれに参加した。佐藤プリンシパルが見守る中、角田はオープニングコーナーでスクール生を大外から抜き去り、現役ドライバーの存在感を見せつけた。 ただ激しいバトルが繰り広げられる中、2番手を走っていた角田は最終ラップでスピン。カートを降りた角田が立ち尽くす中、佐藤プリンシパルが降るチェッカーフラッグをスクール生が受けた。 カートが芝生に乗り上げた角田は、駆けつけた岩佐の力も借りてピットへ。角田は帯同するアルファタウリのスタッフから「いつもと同じ、オール・オア・ナッシングだね!」と笑顔で話しかけられる姿もあった。 なお、この模擬戦の後にはスクール生と角田、岩佐、佐藤プリンシパルのQ&Aセッションが行なわれ、「F1ドライバーに必要な努力」「レース週末やレース前のルーティン」「カートとフォーミュラの共通点」などといった質問が飛んだ。その際、角田はスクール生から英語で質問を投げかけられ「日本語話せますよ」と返答して笑いを誘った。
滑川 寛
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