1回1死一、二塁、左前適時打を放ち笑顔の山川（撮影・穴井友梨）

　◆みやざきフェニックス・リーグ、ソフトバンク3―8西武（10日、ひなたサンマリンスタジアム） 　ソフトバンクの山川穂高が全3試合のフェニックスリーグ参戦を終えた。期間中には本塁打も飛び出すなど打撃も好調をキープ。16日から始まるクライマックスシリーズ（CS）ファイナルステージへ、充実の準備期間となった。 ■来季構想外となった選手【一覧】 　日焼けで少し赤くなった肌が山川の求めていた成果を物語っていた。「やっぱり太陽の下で野球をやるとめちゃくちゃ疲れるんですよ。汗もいっぱい出ますし」 　8日の日本ハム戦（宮崎アイビー）では本塁打を放ち、10日の西武戦でも適時打を放ったが、「そこは全然いい」と結果は関係ないときっぱり。気温30度に迫るほど温暖だった宮崎で3日間さえぎるもののない太陽光を目いっぱい浴びられたことが何よりの収穫だった。本拠地にはない環境で体を追い込むことができ「（充実）したと思います」とうれしそうに振り返った。 　試合後、福岡への帰途に就いた。1日休んで、16日のCSファイナルステージ初戦に向けて最終調整を行う。「勝ちゃなんでもいい。勝つためにより集中して動きたいと思います」。体をもう一度つくり上げた山川がきたる決戦に備える。（鬼塚淳乃介） 【#OTTOホークス情報】