小林虎之介“太一”、中沢元紀“航平”に「好きだ」と伝えて抱きしめる姿に感動「ハグに痺れた」の声<ひだまりが聴こえる最終回>
中沢元紀と小林虎之介がW主演を務めるドラマNEXT「ひだまりが聴こえる」(毎週水曜深夜0:30-1:00、テレ東系)の最終回となる第12話が9月18日に放送された。航平(中沢)と太一(小林)が再会してしっかりと言葉で思いを通じ合わせる様子が描かれ、感動を呼んだ。SNSでも「気持ちが通じ合って本当に良かった」「温かくて優しくて丸ごと抱きしめたくなるような大好きなドラマだった」「ハグに痺れた…最高のクライマックス」と感動の声が寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます) 【写真】弁当を食べながらほほ笑み合う中沢元紀“航平”と小林虎之介“太一” ■不器用な二人の心を繊細に描いたヒューマンラブストーリー 本作は、文乃ゆきによる同名コミックが原作。難聴によっていつしか人と距離を置くことが当たり前になってしまった大学生の杉原航平(中沢)と、明るく真っすぐな性格の同級生・佐川太一(小林)が、聴覚に障がいのある生徒に講義内容をリアルタイムで伝えるボランティア“ノートテイク”によってつながっていく姿を描く、切なくもはかないヒューマンラブストーリー。 また、太一の友人・横山智紀(通称:ヨコ)を宇佐卓真、同じく太一の友人・安田哲(通称:ヤス)を夏生大湖、料理教室の先生である航平の母・杉原涼子を西田尚美、太一の祖父・佐川源治をでんでんが演じる。 ■大学をやめた太一と航平は夏祭りで偶然再会する 大学生の杉原航平は、中学の頃に突発性難聴を発症して以来、人と距離を置くことが当たり前になっていた。ひょんなことで彼と出会った同級生の佐川太一は、聴覚障がいのある生徒に講義内容をリアルタイムで伝えるボランティア“ノートテイク”に自ら名乗り出て、1回につき弁当1個を条件に航平のノートテイカーとなる。 大学をやめて「sig-n」の社員として日々奮闘する太一は、犀が「sig-n」を作った思いを聞きながら、航平のことを考えていた。航平が別れ際にした手話の意味を知った太一だったが、連絡する勇気が出ないまま時は過ぎていく。そんな中、ヨコから夏祭りの誘いの連絡が。夏祭り当日、偶然太一は航平と再会する。 太一が新しいノートテイカーの話を振ると「ずっと太一に会いたかった」という航平。友だちとしてまたこうして会えるかと航平が聞くと、太一はどこかさみしげに「当たり前だろ」と言って航平と別れる。 そして、太一が今さら両思いだったことに気付いて後悔し、遠くで上がる花火を一人で見ていると、そこに航平がやってくる。 ■「何度でも全部お前に届くまで言ってやるから」 航平は息を切らしながら途切れ途切れに「このまま別れたら二度と会えない気がして。もう俺は一人じゃないよ。向こう側にも居場所があるって分かったから。太一が俺にそれを教えてくれたから。それでもやっぱり俺は太一と一緒にいたい」と伝える。そして、「我慢しようと思ったけど、やっぱりダメだ。友だちとしてじゃなくて、好きだよ、今でもずっと太一のことが好きだ」と航平は必死に訴える。 また、こんなこと言ってごめんと航平が謝ると、話を聞いていた太一は「そうやっていつも先に謝んなよ。俺だってお前のこと好きなのに、ずっと会いたかったのに」と言う。航平が「今言ってるのって俺のこと? 本当に? 冗談じゃなくて、俺の聞き間違いじゃなくて…」と不安がって何度も確認すると、太一は「好きだ。好きだ、航平。何度でも、全部お前に届くまで言ってやるから」と言って航平を抱きしめる。航平は涙を流しながら抱き返すのだった。 不器用な2人の思いがやっと通じ合い、ストレートな言葉で確かめ合うようすに胸を撫で下ろしながら涙が止まらなくなった。SNSでも「気持ちが通じ合って本当に良かった」「温かくて優しくて丸ごと抱きしめたくなるような大好きなドラマだった」「ハグに痺れた…最高のクライマックス」と感動の声が寄せられるとともに、「続編もドラマ化してほしい」「是非2期でリミットもお願いします!」と続編を希望する視聴者も少なくなかった。 ◆構成・文=牧島史佳