『クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース』開発のToys for Bobが再独立。マイクロソフトとの新たなパートナーシップ契約も視野に
文:ミル☆吉村 カリフォルニアのゲームスタジオToys for Bobが、マイクロソフト傘下から再独立したことを発表した。独立したスタジオとして次作の開発を続ける一方で、マイクロソフトとの新たなパートナーシップ契約も模索しているとのこと。 同スタジオは1989年に設立。2005年からはActivision傘下となっており、マイクロソフトによるActivision Blizzard買収の一環としてグループに加わっていた。1月末に発表されたマイクロソフトのレイオフ(人員整理)策の対象にもなっていたが、オフィスを閉鎖する一方で残されたメンバーが完全リモートワークする形で存続。その上で今回の再独立により新たなスタートを切る形となる。 開発したゲームは、アメリカでは物理フィギュアと組み合わせたゲーム『スカイランダーズ』シリーズなどが有名。また『クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース』や『スパイロ・ザ・ドラゴン』シリーズの初期作品をまとめた『Spyro Reignited Trilogy』なども手掛けている。 一方、上記のように幅広い層が楽しめるアクションゲームを得意としてきたものの、Activision Blizzard傘下時代の終盤からはバトルロイヤル型FPS『Call of Duty: Warzone』の開発サポートなど、グループ内のサポートスタジオ的な役割が増えていたのも事実。再独立によって原点に立ち返り、本来の得意分野をフルに活かしたゲームが出てくるのを期待したい。
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