BMW、日本画家の加山又造氏が「535i」にデザインした「BMWアート・カー」を『FREUDE by BMW』で公開
ビー・エム・ダブリューは、日本人アーティストが手掛けた「BMWアート・カー」を11月8日~19日の期間限定で麻布台ヒルズにあるブランド・ストア『FREUDE by BMW』(フロイデ・バイ・ビー・エム・ダブリュー)で一般公開する。 今回展示されるBMWアート・カーは、1990年に9番目の作品として披露された、量産モデルの「535i」を日本画家の加山又造氏がデザインしたもの。アジア出身のアーティストとして当時初めてデザインされたBMWアート・カーで、エアブラシを使った仕上げによって車両全体に繊細な美しさを加えると同時に、箔を貼り付ける特殊な技法で流れのある景色を描いている。 BMWアート・カーは、レーシングカードライバーでアートに造詣の深いフランス人、エルヴェ・プーラン氏と当時のBMWモータースポーツ社の創始者であるヨッヘン・ニーアパッシュ氏とが共同で企画したものであり、1975年にプーラン氏が所有するBMWのレーシングカーのデザインをアレクサンダー・カルダー氏に依頼したことをきっかけに誕生。それ以降、アンディ・ウォーホル氏やジェフ・クーンズ氏といったアーティストとのコラボレーションによって、それぞれの時代のBMWをデザインした。いずれも極めて異質な芸術表現で、アート、デザイン、テクノロジーの文化的、歴史的な発展を反映したものとなった。
Car Watch,編集部:北村友里恵