亡き木村花さんの母が「花のプライバシーを守るために触れないでほしいと泣いて頼んだ結果がこれですか」と切実に訴えた”報道二次被害”…問われるメディアの品位と倫理
何ごとも行き過ぎるとハレーションが起きる。規制と自由は、簡単に割れてしまうギリギリの薄いガラスで遮られているようなもの。 木村花さんの死が発端となり、議論が高まっているSNSの誹謗中傷対応問題についても然りだ。法律で規制すべき、との声が強くなっているが、一方で、もし、その規制が行き過ぎると、言論の自由を侵すことになるのではないかと懸念する意見もある。 だが、SNSでの誹謗中傷に法的な対抗措置をとるには、時間と手間がかかり、実質、野放しとなっている今のままでいいはずがない。 新型コロナの影響で興行再開の見通しはまだ立っていないが、スターダムは公式サイトのメッセージで、木村花さんの追悼試合について検討していることも表明した。 「ご遺族からは木村花選手を応援して頂いたファンの皆様への深い感謝の言葉を頂いており、現在新型コロナ禍のため開催日時は未定ではありますが、木村花選手の追悼興行の開催を検討しております。また興行以外にも映像や写真など、ファンの皆様へお届け出来ればと話し合いを行っていく予定です。詳細は決定し次第お知らせ致します」 緊急事態宣言の解除を受けての東京都の休業要請の緩和は、現在「ステップ1」で、まだ50人以上のイベントは開催可能になっていないが、スターダムは、関東圏では、6月13、14日に新木場1stRING、6月30日に後楽園ホールを押さえている。 (文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)