北海・吉井 天星、「恐怖の1年生9番打者」誕生! 4試合で6割10打点!全道Vの主役に<2024年のヒーロー候補たち⑮>
23年秋の北海道大会を制した北海に、「恐怖の9番打者」が誕生した。札幌支部大会大会では背番号16で初めてベンチ入りした1年生の吉井 天星内野手が、背番号5に昇格した秋季全道大会で「9番・三塁手」でスタメン出場。決勝までの4試合で、なんと14打数9安打、打率.643をマークしてみせた。 【動画】24年の高校野球を沸かせる逸材を一挙紹介! 170センチと小柄で、オーソドックスな構えから、コンパクトにスイングする。しっかり重心を落として、上からたたくスイング。センターを中心とした打撃で、左右にしっかり打ち分けもできる。4試合で放った9安打は、左方向が3、センターが2、右方向が4本だった。 勝負強さも兼ね備えている。9安打中、適時打は7本。積み重ねた10打点はチームでダントツの数字だ。 低めの変化球の見極めもしっかりしていて、選球眼もいい。4試合で3四球を選び、出塁率は.706にも上った。 明治神宮大会では4打数無安打に終わった。この悔しさは、出場が有力となっている24年センバツの舞台で晴らす。