台湾―鳥取のチャーター便運航開始 平井知事やコナンら観光客をお出迎え
台湾・桃園国際空港と鳥取砂丘コナン空港とを結ぶチャイナエアライン(中華航空)のチャーター便の初便が11日、同空港に到着し、関係者が台湾からの観光客を出迎えた。台湾-鳥取のチャーター便就航は、コロナ禍の収束以降、昨秋と今春に続き3回目。今回は12月1日までに6往復する。 チャーター便はインバウンド(訪日客)専用で、紅葉やカニの季節に合わせて台湾の鳳凰国際旅行社が企画。初便は販売された157席のうち110席が埋まった。観光客の多くは4泊5日の日程で、梨農園や白壁土蔵群、出雲大社、水木しげるロード、鳥取砂丘など山陰各地を巡る。 空港では平井伸治知事や、台湾でも人気の「名探偵コナン」の着ぐるみ、地元経済団体関係者らが国際線到着口で出迎え、観光パンフレットや菓子などを詰めた記念品を手渡した。観光客は笑顔でコナンや平井知事らとの記念撮影を楽しんだ。 夫婦旅行で訪れた蘇錫淇さん(74)は「日本は16回目だが、鳥取には来たことがなかった。梨を食べるのが楽しみ」と頬を緩ませた。 平井知事は「鳥取に来て良かったと思ってもらえる機会になれば」と航路継続に期待を込めた。
日本海新聞