カスタムフリークたちの心を熱くしたクルマ&バイクが大集結! 「ヨコハマ ホットロッド・カスタムショー 2023」
国内ビルダーが世界レベルの腕前を見せつける
2023年12月3日にパシフィコ横浜で開かれた第31回「ヨコハマ ホットロッド・カスタムショー」は、来場者が2万5000人にのぼる大盛況に。ホットなカスタムカーやバイクが所狭しと展示されたモーターカルチャーの最前線をリポートします。 【写真集】「ヨコハマ ホットロッド・カスタムショー 2023」を彩った珠玉のカスタムカー&バイク10台 アメリカンカスタムからスタートしたこのショーも、今ではクルマとバイクともに解釈の幅が広がり、ワールドワイドなモーターカルチャーの祭典になったと言っても過言ではないでしょう。出品数も過去最大級で、カスタムカーが250台、カスタムバイクはなんと600台と、日本のカスタム熱を大いに感じさせるものでした。また、2022年に続き、車両スポンサーとしてハーレーダビッドソン、インディアン・モーターサイクルズ、BMWモトラッド、そしてロイヤルエンフィールドが公式ブースを出展。とはいえカタログモデルは1台もなく、メーカープロデュースのカスタムモデルがずらりと並んだ様は圧巻でした。 たとえばロイヤルエンフィールドの爽快なツアラー「スーパーメテオ650」は、4台ものカスタムモデルが登場し、うち2台は国内のカスタムビルダーによる作品。同車をレトロなサイドカーにカスタムしたチェリーズカンパニーや、AN-BU CUSTOM MOTORSによるカフェレーサーカスタムには来場者の熱い視線が注がれていました。そしてアメリカンカスタムカルチャーのけん引者ともいえるインディアン・モーターサイクルズは、超ド級ストリートスポーツの「スポーツチーフ」をベースにしたカスタムプロジェクト「FORGED」シリーズを展示。なかでも、小松勇仁さんが率いるHUMONGOUSが仕上げた「FORGED TOKYO」は全身をブラックで覆ったクールなマシン。まさに、東京の夜を疾走するにふさわしい雰囲気を漂わせていました。 また、ハーレーダビッドソンから新たにリリースされた「X™350」と「X™500」も早速カスタムマシンが仕上がっていました。いずれも国内ビルダーによる作品で、「X350」は日本のレジェンドビルダーとされる河北啓二さんのHOT DOG CUSTOM CYCLESが手がけ、「Notch X」と名付けられた「X™500」のカスタムマシンは二平隆司さんのWEDGE MOTORCYCLEの作品。フラットトラックレーサーや、ストリートファイターのエッセンスが加えられ、新たな世界観に人だかりが絶えませんでした。 さらに、極上のクラシカルツアラーとして人気のBMW「R 18」をベースにしたカスタムバイクも注目の的。こちらも、国内のトップビルダーCustom Works ZONに委ねられ、アルミパネルで覆われたボディはソルトレイクのハイスピードチャレンジャーを思わせる雰囲気。これなら、オリジナル原理主義者も独特の雰囲気に抗うことは難しいはず。 出展したすべてのバイクブランドが、国内のカスタムビルダーを起用していることからもわかるように、日本のカスタムカルチャーは世界に通用するレベルに達しています。それどころか、このショーに訪れた外国人は口をそろえて日本人ビルダーを絶賛。これはバイクに限ったことではなく、クルマのカスタムもまた日本発のトレンドが席捲しており、このショーの出品車が外国人ユーザーのSNSでも人気を集めています。今回のショーを見逃してしまった方は、ぜひ2024年のヨコハマ ホットロッド・カスタムショーを訪れてみてはいかがでしょう。日本発のモーターカルチャーはもちろん、さまざなカスタムの世界を味わえること間違いありません!
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