中国、新エネルギーフェリーサービスを開始
【東方新報】中国初の新エネルギーフェリーが、17日に上海市の陸家浜路ふ頭から初航海に出発した。 上海市フェリー有限公司(Shanghai Ferry Company)によると、新エネルギーフェリー「上海フェリー11号(Shanghai Ferry 11)」は、2か月間の無負荷試験を経た後、塘東線での試運転を行う予定だ。2024年末までには、上海市中心部のルートで運航を開始する予定である。 「上海フェリー11号」は、純電気動力システムを採用しており、ゼロエミッション、ゼロ汚染、低騒音、低振動を実現している。 この船の建造は昨年3月22日に上海上海交運船舶有限公司で始まった。 2023年11月8日に進水し、250人の乗客を収容できる。 フェリーには、長寿命、大容量、安全性、安定性に優れたリン酸鉄リチウム電池が搭載されている。フェリーのリチウム電池の総搭載容量は3132キロワット時で、10時間分の電力需要を満たしている。 従来の内燃機関フェリーと比較して、年間平均50トンのディーゼル燃料を節約でき、排気ガス、廃水、騒音の公害を出さないため、空気質と生態環境に良い影響を与え、運行コストの削減にも寄与する。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。