九州地区8月鉱工業生産指数が3か月ぶりのプラス…0・4%上昇の103・6、半導体関連が好調
九州経済産業局は九州地区の8月の鉱工業動向をまとめた。工場の稼働状況を示す生産指数(2020年=100、季節調整済み)は前月比0・4%上昇の103・6だった。半導体関連が好調で、3か月ぶりのプラスとなった。基調判断は「足踏みをしている」に据え置いた。 【動画】TSMC熊本工場で開所式
全13業種中、影響度が大きい半導体関連など3業種で上昇した。「汎用・生産用・業務用機械」は半導体製造装置の受注が好調で、13・9%上昇。半導体などの「電子部品・デバイス」も6・7%伸びた。8月のIC(集積回路)生産額は1318億円と単月では記録が残る1985年以降で最高だった。
低下は10業種で、台風の影響を受けた自動車などの「輸送機械」は5・3%低下した。