一生付き合っていくキャリアの相棒として、SS時計を選ぶことが多いCLASSY.世代。そこに今重ねたいのが、働く手元をカッコよく彩るシルバージュエリー。時計×シルバーレイヤードの実例から今欲しいSS時計リストまで、たっぷりとご紹介します。

その憧れ、ちょっとの背伸びできっと。

引用元：CLASSY.

夏のボーナスが入ったその週末、彼女は一人、百貨店のブランドフロアに立っていた。決心が揺るがぬうちに、お目当ての腕時計を指差し一言。「これください」 人生いちの高価なお買物は、憧れ続けたオメガだった。 この時計が似合う一人前に、早く。この選択を正解にするために、もっと。安易と言われたらそれまでだけど、自分と交わす約束には申し分がない。彼女は、今いる場所で頑張り続けると決めた。 朝にまとめた外出先でのアポを終えると、午後は立て続けに社内ミーティングが3件。食べ損ねたランチ、潰れたサンドイッチをカバンから取り出すと、外はすっかり夕焼け空だった。ぎりぎりで完成させた資料を前に項垂れた左腕には、今日もステンレススティールの腕時計が光る。 この後彼女を待ち受けるのは、初めて任されたプロジェクトのキックオフ。やりたいと手を挙げてみたが、正直まだ不安。さらに周りも不安そうだ。けれどなぜだろう。あの日から、程よい緊張感が彼女を前へと突き動かしていく。 憧れに、手に伸ばそう。ちょっと無理をして、ちょっと背伸びして、そうして手に入れた憧れはきっと自分を引き上げてくれるはずだから。 大丈夫、その腕時計、昨日よりずっと似合ってる。 時計「デ・ヴィル プレステージ」〈SS ケース34mm 自動巻き〉￥726,000（オメガ）ブレスレット〈SV〉￥258,500リング〈SV×YG×D〉￥155,100（ともにハム／ハム 神宮前 アトリエ＆ショップ）シャツ￥15,950（ルージュ・ヴィフ アンナ／ルージュ・ヴィフ ラクレ ルミネ新宿店）眼鏡￥23,100（フルラ／デリーゴジャパン）その他スタイリスト私物