「勝ってリング上からプロポーズするはずが…」 K-1ファイターカップル、西元也史さん&MIOさんの結婚ウラ話
格闘技の「K-1」で活躍する西元也史(なるふみ)さん(26)とMIOさん(28)が元日に入籍を発表した。リングを活躍の場にする二人には、ある大きな夢がある。 【写真を見る】ともに格闘家の二人 ラブラブなデート写真
2019年春に地元・京都を出て、「K-1ジム相模大野KREST」に所属した西元さん。数カ月後、シュートボクシングからK-1への挑戦を表明した大阪出身のMIOさんが、同じジムに入ってきた。彼女のシュート時代の活躍は動画などで知っており、関西時代に試合会場ですれ違う度に姿を目に焼き付けていたが、 「生で見たほうがかわいかった」(西元さん) MIOさんは女子選手が極端に少ないこともあり、本人いわく、当初ジムでは「『しゃべりかけないで』といった感じで過ごしていた」が、髪を少しだけ切ったある日のこと。後からジムに来た西元さんに「お、髪切りました? イイッすね」と声をかけられる。ただ、彼の名前すらまだ覚えていなかったとか。
緊張で告白できず…
翌年のジムの新年会。途中から二人だけで話し続け、距離は一気に縮まった。西元さんは以後、告白のタイミングを計り、6月、夜景で有名な平塚市の湘南平にMIOさんを誘う。ところが「すごく緊張して頭が真っ白に」なり、夜景を見に来たカップルの人間観察をしているうちに1時間以上が経過。計画は失敗し、そのまま帰途に就くはめに。告白を予期していたMIOさんにしてみれば、「(切り出すのが)遅いなぁ……」「え、帰るの?」という、まさかの展開だった。 西元さんはリベンジすべく、2週間後に東京のお台場へ。だが土砂降りとなり、結局、MIOさんの自宅で「ホンマに好きやから付き合ってほしい」と告白。あまりのド直球に、素直に返事するのが恥ずかしくなったMIOさんは「何て言ったらいいか分からへ~ん」と照れながら受け入れた。
勝ってリング上からプロポーズする予定だったが…
愛は大いなる力を生む……はずが、MIOさんがK-1デビュー戦を迎えた9月の大阪大会。西元さんも試合が組まれたものの、二人とも判定負け。だが二人そろっての試合が再び組まれた21年5月の横浜大会で、西元さんは「ONEチャンピオンシップ」からK-1へ挑んできた選手相手に2ラウンドKO勝ち。「K-1なめんな」とリング上で絶叫すると、直後に登場したMIOさんも判定勝ち。一緒に勝利の美酒に酔った。 22年12月、Krushスーパー・フェザー級に挑んだ西元さんは「勝ってリング上からプロポーズする」青写真を描いていた。が、惜しくも判定負け。それは、大一番を会場で見守ったMIOさんも「いい試合やったのに」と悔やむほどの接戦だった。