ジャッキー・チェン 70歳 アクションは“AIがあってもできない撮影” 作品との向き合い方を取材
日テレNEWS NNN
世界的アクションスターのジャッキー・チェンさんにインタビュー。現在公開中の映画『ライド・オン』のPRのため、約13年ぶりに来日したジャッキーさんに、70歳にしてなお、アクションで人々を魅了し続ける原動力を、後藤楽々キャスターが伺いました。 【画像】ジャッキー・チェン、13年ぶり来日 「僕のスタントマンをやってくれ」
■これまでのアクションシーンは“AIがあってもできない撮影”
これまで100本以上の映画に参加してきたジャッキーさん。中でも体をはった作品が、1983年に公開された『プロジェクトA』です。高さ25メートルの時計台から落下する危険なアクションにも、果敢に挑戦しました。 ジャッキー:非常にうれしいことに、若い時には、AIもスペシャルエフェクト(特殊効果)もCGもない状態で、多くのことができました。今はAIの技術がありますが、当時にしかできない撮影がたくさんあります。
■馬とのアクションシーン 絆の強め方
そして、70歳を迎えたジャッキーさんの最新作では、ケガをきっかけに第一線を退きながらも、愛馬とともに再起をかけるベテランスタントマンを演じています。作品の中でも印象的なのが、馬とのアクションシーン。どのように馬との絆を強めていったのでしょうか。 ジャッキー:難しい! 後藤:難しかったんですか。 ジャッキー:馬が撮影現場にやってくると、話しかけたり、歌を歌ったりしました。私だけが餌をあげることができました。毎日十数時間、(馬と)一緒に過ごしました。私は現場で馬に向かって、“はっ!”、“ボン!”などと声を出すんです。すると最初、馬はびっくりするんですが、何度も声を出すことで、だんだん馬はこういった動きに害がないと分かる。3か月間毎日繰り返し行いました。
■今後の活動は? 「異なる役柄にチャレンジ」
映画の世界に入って今年で63年のジャッキーさん。今後の活動について明かしてくれました。 後藤:どういったことに挑戦したいと考えられていますか? ジャッキー:毎年少なくとも1作品は、全世界のファンにお見せしたいですし、異なる役柄にチャレンジしたいです。例えば、クリント・イーストウッドさんやロバート・デ・ニーロさん、彼らはいろんな役柄ができる。今後、異なる映画をお見せできると思います。 後藤:まだまだジャッキーさんの活躍を見られるっていうことですね! ジャッキー:はい 後藤:楽しみにしています (6月20日放送 Oha!4 NEWS LIVEより)