ウクライナ戦争担当特使にケロッグ元陸軍中将、米次期政権が新設
Gram Slattery Svea Herbst-Bayliss Steve Holland [ワシントン 27日 ロイター] - トランプ次期米大統領は、ロシア・ウクライナ戦争の終結に向けた特使のポストに、キース・ケロッグ退役陸軍中将を起用する。自身が運営するSNS「トゥルース・ソーシャル」に27日投稿した。 ケロッグ氏はトランプ前米政権でペンス副大統領の補佐官(国家安全保障問題担当)を務めた経歴があり、トランプ氏にロシア・ウクライナ戦争の終結計画を提示したことがある。 現在、同特使のポストはなく、トランプ氏はポスト新設に個人的に関心を示していたという。 ロイターが6月に報じたケロッグ氏の戦争終結計画には、戦線を現在の場所で凍結した上で、ウクライナとロシアを交渉のテーブルに着かせることが含まれる。 また、ウクライナが和平交渉入りした場合にのみ米国からさらに兵器が供与されることが盛り込まれる。同時に、ロシアに対しては交渉を拒否すればウクライナへの支援が強化されると警告する。 この計画では、少なくともかなりの期間、ウクライナ東部の一部地域の支配権をロシアに与えることになるため、ウクライナの同意を得られる可能性は低いとみられる。