Apple「49万円」ゴーグルで……暮らし変わる? 指、声、目で操る“空間コンピューター” 落合陽一さん「10年分の進歩」
■違う場所にいても…同じ景色を体感
有働キャスター 「未来が急に来た、それも来年かもしれない、という話です。落合さんは以前、別のゴーグル型デバイスを紹介していましたが、どう違いますか?」 落合さん 「あれは(メタの)メタクエストで、(今回のApple製品はメタクエストの)4倍ほどの解像度があり、カメラがたくさん付いていて、世界の技術10年分の進歩が入っています」 有働キャスター 「これを着けると、暮らしはどう変わりますか?」 落合さん 「周りの風景や音をとって、見ている様子をそのまま転送すると、有働さんも僕と同じ景色が見えます。それでテレビ会議に出たり映画館に入ったり…」 有働キャスター 「全然違う場所にいても同じ空間にいるような感じで見える、と」 落合さん 「パソコンのモニターが大きく見えたりもします」 有働キャスター 「別の所にいてもそれができますね」
■落合さんが信じる2025年の暮らし
落合さん 「オフィスに置いている大きなディスプレー(を見るより)、ゴーグルをかける方が楽になります。乗り物に乗っていても、風景を撮りながら見られます。スポーツで着けると指示が出てきたりとか、監督がそれに指示を出したら楽じゃないですか」 有働キャスター 「例えば100メートル走だと、世界一速い人の体感がみんなで見られるかもしれません」 落合さん 「映画のディレクターは楽かもしれないし、オフィスの働き方も変わるかもしれません。それを実現するのは、とても優秀なチップです」 「(49万円も)とても安いと思います。おそらく120万円くらいで売ってもいいのではと思えるほどすごい。iPhoneが4つほどくっ付いているようなものですよ」 有働キャスター 「なるほど。すごそうですが、便利になるのでしょうか…」 落合さん 「これで便利にならないのなら、AR(拡張現実)が間違っていたということだと思います」 有働キャスター 「来年発売とすると2024年から、みんなこれを着けて歩いているという景色も…」 落合さん 「おそらく3Dの自分のコピーをみんながオンラインに持つようになって、みんながそれでやっと暮らせる2025年が来ると僕は信じています」 有働キャスター 「…という日が来そうです」 落合さん 「かなり来そうです」 (6月6日『news zero』より)