影山拓也“矢口”、同級生・堀野内智“五十嵐”の違法賭博の記事を出して複雑な表情…「胸が痛い」の声<Qrosの女>
桐谷健太が主演を務めるドラマプレミア23「Qrosの女 スクープという名の狂気」(毎週月曜夜11:06ー11:55、テレ東系/Lemino・TVerにて配信)の第8話が11月25日に放送された。矢口(影山拓也)がバスケ日本代表であり同級生でもある五十嵐勝(堀野内智)の違法賭博の記事を出し、複雑な表情を浮かべる様子が描かれ、やるせない気持ちにさせられた。SNSでも「苦いけれど記者としてまた一つ覚悟が決まったかな」「矢口くん、辛いね。胸が痛いよ」とコメントが寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます) 【写真】カメラを構える栗山(桐谷健太) ■芸能界の闇を炙り出すゴシップエンターテインメント 同ドラマは、誉田哲也が新境地に挑み綴った、「芸能界」と「週刊誌」を舞台にした長編同名小説が原作。話題のCM美女「Qros(キュロス)の女」の正体を巡って、芸能界、週刊誌業界だけでなく一般人までも巻き込んだミステリーとサスペンスが入り混じるゴシップエンターテインメント。 「世の中が求めるネタを提供しているだけだ」と言いながらあらゆる芸能人の“真実”を暴き、部数を上げていく「週刊キンダイ」所属のスクープを連発する敏腕記者・栗山孝治が、ある謎の女性「Qrosの女」との出会いをきっかけに、思いもよらぬ事件に巻き込まれていく姿を描く。 栗山とタッグを組む若手記者・矢口慶太を影山拓也(IMP.)が、「週刊キンダイ」の編集長・林田彰吾を岡部たかしが、栗山と因縁がある謎のブラックジャーナリスト・園田芳美を哀川翔が、栗山の妹・栗山志穂を田村保乃(櫻坂46)が演じる。 また、謎の美女「Qrosの女」とCMで共演し、話題となった人気俳優・藤井涼介役を増子敦貴(GENIC)が、“Qros”のCMに出演する人気俳優・福永瑛莉役をなえなのが、格闘家・近藤サトル役を三浦孝太が、能界を引退後、消息不明となっている元俳優・遠藤亜矢(久岡リナ)役を川島海荷が、話題のCM美女「Qrosの女」役を黎架が務める。 ■矢口は同級生のスクープを狙うように指示される 「週刊キンダイ」の敏腕記者・栗山孝治は元政治班の若手記者・矢口慶太を従え、スクープを求めて取材にあたる日々を送っている。 林田(岡部たかし)の不倫や栗山(桐谷健太)の過去の失態が世間に拡散され、「週刊キンダイ」の存続の危機に。世間の風当たりが強くなる中、起死回生の逆転を狙うキンダイの面々だが「Qrosの女」のネタを掴めずにいた。 そんな中、矢口は小島(えなりかずき)の指示により、違法賭博の疑いがあるバスケ日本代表の五十嵐勝(堀野内智)を取材することになる。しかし、五十嵐は矢口にとって中高の同級生だった。 ■矢口が違法賭博について尋ねると五十嵐は一蹴するが… 矢口が五十嵐に会いに行くと、五十嵐はストイックに走り込みをしていた。「相変わらず練習バカだな」と矢口が言うと、「自信ないから練習でカバーするしかないよ。今回息子も応援行くって張り切って横断幕作ってたから」と五十嵐。矢口が息子の年を尋ねると、やんちゃ盛りの7歳だと言って写真を見せる。「俺にとっては家族が命なんだよ。こいつらのためなら俺、なんでもできる」と五十嵐が言うと、「そっか、幸せそうで安心したわ」と矢口が笑う。 五十嵐から仕事のことを聞かれると矢口はカバンを開けてしばし考えるが、やはり閉めて「お前が違法賭博やってるって、うちの連中が噂しててさ」と言うと、五十嵐は「は?なんだよそれ。パチンコだってやったことねぇよ」と一蹴する。編集部で矢口が五十嵐の噂について信憑性を問うと、小島は「この写真見せたのか? この写真見せて友情ぶっ壊れるまで問い詰めたのかって聞いてんだよ!」と叱責し、自分がやると言って去ろうとするが、矢口は「待ってください。少しだけ時間をください」と告げる。 五十嵐の潔白を信じたい矢口に小島は違法賭博が今夜行われる情報を渡し、「記者としての覚悟があるなら自分の目で確かめてこい」と言う。 夜、違法賭博場のドアを開けようとする五十嵐の肩を矢口が掴む。五十嵐が驚いて振り向くと、「話を聞かせてくれ」と矢口。 編集部で小島が、矢口が書いた五十嵐の記事を広げて褒め、編集部員たちが拍手する。矢口は頭を下げてお礼を言うが、どこか冷めた表情を浮かべるのだった。 矢口の心境を思うとやるせない思いに駆られた。SNSでも「苦いけれど記者としてまた一つ覚悟が決まったかな」「こうやってみんな少しずつ大人になるんだよね」「矢口くん、辛いね。胸が痛いよ」とコメントが寄せられた。 ◆構成・文=牧島史佳