レスリング・日下尚、初五輪へ覚悟「メダルを取れなかったらパリに住み着く」 地元・高松市が壮行会開催
レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級でパリ五輪代表の日下尚(三恵海運)が25日、都内で出身地・高松市主催の東京事務所が企画した壮行イベントに出席した。世界ランキング1位で臨む大舞台へ「メダルを取れなかったら永住権を取って、パリに住み着こうと思っている。絶対に金メダルを取って帰ってくる」と、強い覚悟を示した。 レスリングでは香川県出身選手で初めての五輪代表。イベントでは高松市出身で女優の大里菜桜から花束を贈られ、ビデオメッセージでは多くの関係者が登場。家族や親族、恩師に友人、高松北高や高松レスリングクラブの後輩、ぶどう農家を営む祖父母、行きつけのうどん店まで次々と登場するサプライズに「どんな方からメッセージがあるかと思ったら、めちゃくちゃ身内でびっくりした。ほとんど身内なので照れくさい」と恥ずかしそうにしつつ、パワーをもらった様子だった。 五輪前は調整のため帰省の予定はないものの、試合前には必ず名産のうどんを食べるなど、郷土愛は強い。「(香川は)うどんと人が温かい。第一にうどんであって、他にもいろんなところがあって、何より自分は人の温かさが魅力だと思っている。ぜひ香川県のうどん屋巡り、そしてそこで感じる人の温かさを感じてもらえれば」とPR。「絶対に金メダルを取って、地元の高松を盛り上げられるように頑張ります」と意気込んだ。
報知新聞社