さあ、いよいよ、あす13日からは「岸和田だんじり祭」の宵宮だ。試験曳き終了後、なにげに街を歩いていると法被を着た女性たちの特徴的な髪形に目がとまった。。いったいこれはなんというのか？　思いきって、女性たちに声をかけてみた。

走る時にじゃまになれへんねん

[写真]「あみこみやでー」と教えてくれた（右から）有沙さん、明日香さん、真由子さん、紗紀さん＝大阪府岸和田市で

　「これは『あみこみ（編み込み）』っていうねん」と答えてくれたのは、五軒屋町の法被にはちまき姿の高校生トリオ、有沙さん、明日香さん、真由子さん（いずれも16歳）。そして、あみこみはしていないが、みんなと楽しそうに話していた紗紀さん（20）も説明してくれた。 　これだと、走る時もじゃまにならず「祭らしさ」を感じ、もう、岸和田では名物というか、大半の人がやっているという。そのため、祭前など同市内の美容室は、あみこみの注文だらけになるとか。

これやってる間は、頭洗われへんねん

[写真]くるりとまわって、自慢のあみこみを披露。あしたから本番やで＝大阪府岸和田市で

　ただ、難点がひとつ。「これやってる間は、頭洗われへんねん」と、そろって苦笑。「寝てる時は？」という問いに「うつぶせになって、くずれへんようにしてんんねん」と笑顔で答えてくれた。 　いよいよ、あすから本番。さて、彼女たちは、頭を気にしながら、そして、だんじりのことをいっぱい考えながら、どんな夢をみるのだろうか。 もうすぐ、岸和田だんじり祭。