歓喜の「バンザイ」、クラッカーで祝福 大谷選手の地元・奥州市 悲願達成に大盛り上がり
米大リーグのワールドシリーズ(WS)でドジャースがヤンキースを下してワールドチャンピオンに輝き、大谷翔平選手(30)の出身地、岩手県奥州市の市役所ではテレビ観戦会に詰めかけた100人以上の市民らが大谷選手の悲願達成を喜んだ。 【写真】ワールドシリーズ制覇でトロフィーを掲げるドジャース・大谷翔平 勝利が決まった瞬間、参加者が立ち上がって大歓声を挙げ、スティック風船を打ち鳴らした。自然な流れで「バンザイ、バンザイ」が響き渡り、ワールドチャンピオンを祝福する特大のポスターが登場。クラッカーを一斉に鳴らして祝福した。 最前列で最後まで声援を送り続けた奥州市内の神社に勤務する及川尚子さん(48)は大谷選手の出身中学、水沢南中の先輩で、家の中に大谷グッズを集めた大谷コーナーを設けているほどの大ファン。 「彼は唯一無二の最高のヒーロー。今回のワールドシリーズはケガもあって大活躍はできなかったけど、存在感がすごかった。大谷選手がいたからこそドジャースは世界一になれた。夢をありがとう」と喜んだ。 職場の許可を得て、観戦会に臨んだという市職員の村上詩乃さん(61)も大谷選手の大ファンで、「実は孫が大谷選手と同じ中学。夢をかなえておめでとう」と祝福。会社員の氏家健さん(45)は「大谷選手は地域の活力になる活躍をしてくれた」と感心しきりだった。 試合後半から観戦会に加わった倉成淳市長は「初志貫徹、素晴らしい。誇らしいです。おかげさまで奥州市も全国区になった。本当にありがたい」とたたえた。同市は11月5日にワールドチャンピンをたたえる横断幕を市役所に掲げることにしている。(石田征広)
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