【家族4人・60㎡リノベマンション】壁の色を白に統一、仕切り棚を造作…“小さい家”に詰まった工夫とは?
DATE
依頼先:ジン・アーキテクツ 建築費:1000万円(2008年時点) 同じマンションの自邸をすでにリノベしていたという設計士に出会い、設計を依頼。リビングの造作棚やキッチンの作業台は、経験に基づく提案を受けたもの。
リビングの一角にあるデスクは、コロナ禍中に取り入れたもの。 「誰がどんなときに使ってもよい、フレキシブルなスペース。最近は娘がここで、iPadでお絵描きをすることが多いですね」(坂下真希子さん)
Kitchen:1人でこもって絶景を楽しめる心地のいい居場所
二面ある窓の外に桜の木がある、眺め抜群のキッチン。 「リビングから少し離れた間取りで、落ち着くんです。60cmと奥行きのある作業台は私のデスク代わりにもなっていて、料理以外に、お茶をしたり事務作業をしたりも」(坂下真希子さん)
Living room:仕切り棚と白のブラインドで、収納しながら窮屈に見せない
玄関との仕切りにもなっている造作棚。リビング側はテレビや本、反対側は靴や傘などを収納。上部を開けたことで奥行きを感じ、風通しもいい。
リビングわきの窓と収納隠しを、白のブラインドに揃え、広く見せる。
「小さい家」にはメリットがいっぱい!
▶動線がよい リビングから個室、洗面所から寝室など、最短距離でアクセスしやすいので、効率よく家事を進めやすい環境! ▶家族のコミュニケーションが取りやすい どの部屋にいても家族の気配を感じられるため、家族の体調や心境の変化などを、こまやかに把握できる。 ▶掃除しやすい 家の隅々まで目が行き届き、拭く&掃く面積が小さい分、掃除にかける労力も時間も、最小限で完結。 ▶光熱費が抑えられる 限られた空間なので空気が循環しやすく、冷暖房費が比較的セーブしやすい。部屋が少ない分、冷暖房家電の数も抑えられる。 Staff Credit 撮影/宮濱祐美子 間取り図製作/前田優子 取材・文/田中理恵 こちらは2024年LEE5月号(4/6発売)「70㎡以下『小さい家』で広々暮らす」に掲載の記事です。