「なるべく早く地域防災計画の見直し」金沢市で防災訓練 大地震発生を想定
■海外の観光客の言語の壁も課題に 元日の地震では、海外からの観光客が多く訪れる金沢だからこそ、言語の壁も課題として浮かび上がりました。 市によりますと、金沢市内で生活する外国人や外国人観光客の中に、帰宅困難となる人が多くいたということです。 今回の訓練では韓国とミャンマーの外国人に対し通訳アプリを使ったり、翻訳や通訳などを行うNPO法人の協力を得たりしながら、健康状態や要望などを聞き取りしていました。 ■自治体職員が挙げた課題は… そして、こちらは内閣府の防災担当がまとめた、能登半島地震の避難所運営に関する自治体職員が挙げた課題です。現場の状況を把握する上での課題としてあげられたのがこちらの2点。 「避難者の要望を詳細に把握するまでに時間を要した」 「避難者や避難所の状況の体系的な把握が困難だった」 避難所の運営は、訓練を重ねていてもいざという時にはうまくいかないことが多々あります。金沢市では避難所を開く際にそもそもカギの場所がわからないといったこともあったそうです。 ■24年度中に対応をより細かく記した避難所運営マニュアルに改訂 市は2024年5月から、元日の地震を踏まえた課題を検証する会議を開いていて、2024年度中に対応をより細かく記した避難所運営マニュアルに改訂することにしています。
北陸放送