スガシカオさんら人気アーティストが1万2千人魅了…福井市で野音「ワンパークフェス」開幕
福井県の福井市中央公園をメイン会場とする野外音楽祭「ワンパークフェスティバル」が9月7日、開幕した。初日はスガシカオさんやカネコアヤノさんら人気アーティスト13組が次々登場し、まちなかを音楽の魅力で包んだ。無料エリアを含め約1万2千人(実行委発表)が来場し、会場に並ぶ食や工芸も堪能した。フェスは8日まで。 午前10時ごろ、フェスの音楽顧問を務めるSOIL&“PIMP”SESSIONSの社長さん(越前市出身)が「フェスの主役は皆さんです」と観客を盛り上げ、トップバッターのBillyrromがステージに立った。 スガシカオさんは「夜空ノムコウ」「Progress」といった人気ナンバーを披露し聴衆を沸かせた。夜には「SOIL―」の客演として満島ひかりさん、imaseさん、長岡亮介さんらも登場。観客は音に合わせて体を揺らしたり、手拍子をしたりして一体となって盛り上がった。 ステージ3カ所のうちの一つ、県庁正庁(地下ホール)ではミラーボールや照明が輝き、DJブースを備えた“クラブ”のような空間に生まれ変わった。 ワンパークフェスに初参加した富山県高岡市の会社員男性(24)は、北陸新幹線で友人3人と来県。「芝生で心地よい。福井駅から近いし、食も充実している」と笑顔だった。 会場には飲食や工芸ブースが並び、地酒やサングラスといった福井の魅力も発信。福井城址(じょうし)のお堀でのカヌー体験も人気を集めた。 無料エリアの県庁前広場では、北陸のDJらが出演。県農業会館前の道路では雑貨を販売する店舗やキッチンカーが並び、有料の中央公園と無料エリアを多くの人が往来。“街全体が一つのテーマパークになる音楽フェス”を楽しんだ。 最終日の8日は、新しい学校のリーダーズやサカナクションなど13組が出演する。チケットは完売し、当日券の販売はない。
福井新聞社