天皇、皇后両陛下が佐賀県鹿島市の肥前浜駅舎と日本酒バーを視察…児童ら「子ども街並みガイド」実演
国民スポーツ大会に合わせ、佐賀県内を訪問された天皇、皇后両陛下は6日、佐賀市のSAGAアリーナで行われたバレーボール成年女子の試合を観戦された後、同県鹿島市を訪問された。 【写真】総合開会式に出席された天皇、皇后両陛下
同市で両陛下は、県が地域振興の拠点として整備した肥前浜駅舎と日本酒バー「HAMA BAR」を視察され、バーの概要や市が誇る酒造業について地元酒蔵の若手後継者らから説明を受けられた。
駅舎前では、同市立浜小学校4年生の児童が、総合学習で取り組んでいる「子ども街並みガイド」を実演した。地域の伝統的な街並みが残る肥前浜宿について手作りした酒造通りの地図などを使って紹介すると、両陛下はうなずきながら聞かれた。発表を終えた児童らは、「優しくて話しやすかった」などと話していた。
駅舎を案内した、NPO法人肥前浜宿水とまちなみの会理事の中村雄一郎さんは、「天皇陛下が笑顔で話しかけてくださったので、これまでの取り組みを十分に説明することができた」と満足そうに話した。