【阪神】岡田彰布監督「こんなんで勝つの無理やわ」貧打にお手上げ「複数回言うてるよ、ミーティングでも」
◆JERAセ・リーグ 阪神1―3広島(8日・甲子園) 阪神は打線がふるわず、広島に連敗した。先発の大瀬良に対し、初回から3回まで先頭打者が出塁したが、2回の中野の適時打による1得点。先発の大竹は6回1失点。昨季6勝0敗と圧倒した広島打線との相性を今季初対戦でも発揮したが、8回にゲラが勝ち越し点を献上。助っ人の今季2敗は、いずれも広島戦だ。 以下は試合後の岡田彰布監督の一問一答。 ―序盤に得点したかった 「そら(打線の)真ん中でヒットでえへんのやから。そら1点入らへんやん」 ―大瀬良は中盤以降は立ち直ってしまった 「おお、ちょっとよくなったけどな。最初ちょっとボール多かったしな、そんなええことなかったやろうな」 ―3度目の対戦だが、組み立ても変えてきた 「そんなん変えへんよ。そんな変わってないと思うよ」 ―打者の問題 「ずっと言うてるよ。そんな低めにこないってな。みんな高めやろ、打ちとってるの。もう複数回言うてるよ、ミーティングでも」 ―相手チームも昨年を踏まえ、対応してきている 「そうそうそう。いやだから、開幕前から言うてるよ。そら、攻め方を変えてくるって。でも力負けやで、高めのまっすぐを。力負けのストレート空振りやで。いや、ホンマそうやで」 ―1人でも2人でも状態のいい打者がいれば 「状態ええって、ええことないんやから、しゃあないやん。毎日そないして上がるようにやってるけど、上がらへんのはしゃあないわ、これは」 ―高めのまっすぐに対応するためには 「前で打ったらええやん、簡単なことや。当たり前やんか。遅れているから空振りするんやろ。ファウルにもならんやろ? バットの軌道が合うてないんやろな、下から出てな」 ―大竹は相変わらず広島との相性がよさそう 「まあ球数もな、ちょっと。(6回に)捉えられかけたけど、なんとかな、1点で抑えたけど。5回、6回ぐらいはなあ。まあ、あそこまで投げたら先発としては十分やけどなあ」 ―石井が昇格後発登板で9回に3者三振 「久しぶりに投げさせたけどな、ファームでもよかったから」 ―ゲラは広島に嫌なイメージがあるか 「どうかな。今日はボールいってなかったやろ、コントロール悪かったしな。あそこ打たせたらいいバッターやのにな、それがフォアボールなるんやからな。コントロール悪かったし、今日はボール走ってないなと思っていたよ」 ―新井監督は辛抱強く大瀬良を続投させた 「そら知らんけど、新井のことを俺が言うのもあれやけど。でも、あそこまで投げさせるやろ。向こうも2枚おるわけやから、7回まで投げたらいける、それは当たり前やから。1イニング減らしたら誰かが投げなアカンわけやから」 ―クリーンアップに奮起してほしい 「え? クリーンアップっていうか、4人やんか。真ん中の4人がノーヒットか。そら点入らんわな。ヒットが出るとかよりも内容が悪すぎるよな、打ち取られ方のな。そら点入らんわ。こんなんで勝つのは無理やわ、ハッキリ言うて」
報知新聞社