電子書籍での読書に集中したいなら、【BOOX Palma】が優秀!
今回ご紹介するのは、1ヶ月ほど前に購入して気に入っている「BOOX Palma」というデバイス。一見スマホに見えるのですが、画面はなんとモノクロ。これ、電子書籍リーダーでお馴染みの“電子ペーパー”を使ったAndroidタブレットなんです。 【写真】読書が進む【BOOX Palma】の写真をもっと見る
BOOX Palma、私の使い方
「え、なぜあえて白黒のスマホ?」と思われる方もいらっしゃるとは思うのですが、このBOOX Palma、私は専ら、電子書籍リーダーとして使っています。 ベースはAndroidなので、Playストアから「Kindle」アプリをダウンロードすればAmazonの電子書籍が読めるし、Androidアプリが用意されている電子書籍サービスであれば基本的に何でも読むことができるはず。 PCなどで制作したデータを転送するアプリも用意されているので、PDFや自分でスキャンした書籍もBOOX Palmaで読むことができます。カメラも付いているので、カメラを使って書類をスキャンしてPDFにする、なんてことも可能。 カラーはブラックとホワイトの2色展開。私はもちろんホワイトを選びました。背面が天然石のような和紙のようなシボ感のある仕上げになっていて、なかなか可愛いです。重さは170g。普段使っているiPhone 15 Proは187gなので「あれ?そこまで軽くない?」と思ったのですが、手にしてみると数字よりとても軽く感じます。長時間寝本をしていても、手首や指が疲れる、なんてことも今のところなし。 また、電子ペーパーは強い光を放つスマホの液晶より目が疲れづらいのも嬉しい。周囲の明るさに合わせて自動的に画面の明るさと色温度を調整してくれる機能も付いています。暗いところでの読書は目によくないとわかりつつも、寝本が捗る……(笑)! スピーカーやアラームの機能ももちろん付いているので、寝室に持ち込むデバイスはこれだけにする、なんて使い方もありかも。
「選択と集中」で読書が捗る環境づくり
BOOX Palmaにももちろん、XやInstagramといったSNS、Slackなどのメッセンジャーアプリをインストールすることもできますが、私は「BOOX Palmaは書籍やメディアからインプットを得る場所」と割り切って、電子書籍関連のアプリとニュース記事をチェックするRSSフィードアプリといった最低限のアプリだけをインストールして使っています。いつでもどこでも読書に集中できるのが最高。2024年は読書が捗りそうです。 難点は価格が4万円前後、と電子書籍専用デバイスに比べると割高なこと、カスタマイズ性は高いけれどちょっと設定がわかりづらいこと、持ち歩きの際に画面が傷つきそうで怖いところ。そして、撥水加工はされているものの、防水仕様ではないのでお風呂読書には使えないことでしょうか。画面の傷対策は、軽さの邪魔をしないシンプルなスリーブ型のレザーケースを探し中。どこかでオーダーしてみるか、自作してみるのもありかな、と思っています。 BOOX Palmaは公式Webサイト(英語のみ)、または日本の代理店SKTから購入することができます。 ◇市川 渚 ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。 また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。