三原やっさ祭り元実行委員長に有罪判決 広島地裁尾道
広島県三原市内の女性方に侵入し、下着を盗んだなどとして窃盗と住居侵入、覚醒剤取締法違反(使用)の罪に問われた同市の無職男の被告(39)の判決公判が24日、広島地裁尾道支部であった。瀬戸麻未裁判官は懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)を言い渡した。 瀬戸裁判官は「性的興奮を感じたいといった身勝手な動機で犯行を継続し、被害者の生活に与えた影響も看過できない。覚醒剤を2、3週間に1回程度使用し、親和性が認められる」と指摘。一方、薬物依存や性的嗜好(しこう)に関して医療機関を受診予定であることなどを踏まえ、執行猶予を付けた。 判決などによると、被告は2022年8月1日から今年4月30日ごろまでの間、女性方9軒に侵入し、下着や卒業アルバムなど約190点を盗んだ。5月13日ごろ、市内の駐車場で覚醒剤を使用した。 被告は今年の三原やっさ祭りの実行委員長を務めていたが、5月23日に解任された。
中国新聞社