本音と建前を絶妙に表現…“いけず文化”の京都人と名古屋人に「気質が似ている説」言葉の中に自虐と誇り高さ
■“愛知より派手好き説”…岐阜県民の本音と建前は
ただ、岐阜県民は愛知県民以上に派手好きだといいます。 京都芸術大学の木原誠太郎客員教授: 「名古屋の方よりも岐阜の方のほうが、ブランドものが好きだったりとか」
木原さんは、岐阜県民の派手好きの理由について、こう説明します。 木原さん: 「岐阜県は厳しさがすごい、こだわりがすごい県民性があるんですけど、対して自己肯定感がちょっと低い。(背景には) 愛知の自動車産業みたいな大きい産業がなくて『これがやりたいのにこれができない』っていうちょっとストレスを抱えている状態。そのストレス発散方法でブランド物を買っていると」 木原さんの調査によると「人からどう思われているか」を 全国で最も気にするのが岐阜県民だといいます。
岐阜の街で、聞いてみました。 岐阜県民の男性: 「周りの目を気にしている人多いです」 岐阜県民の女性: 「他の県に行くときは、(人の)目が気になりますね」 そして、土地柄から自己肯定感が低く、そのジレンマによるストレスが、ブランド物など高価なものへの欲につながっているといいます。 岐阜県民の女性: 「(財布は)プラダです」 Q.指輪すごく素敵ですね 「でもこれ、もらったやつよ。18万円くらい」
別の岐阜県民の女性: 「私はプラダとヴィトンが好きなので、ヴィトンのバッグとプラダのバッグとお財布」 ただ街を歩く人を見ると、派手さはあまり感じません。木原さんはそこにも理由があるといいます。 木原さん: 「夢だったりとか野心だったりとか、そういうのを掲げている方が実は多い」 岐阜県民は“建前は控えめで、ここぞという時に飾る”一面があると説明しています。 岐阜県民の女性: 「都会の人とかは、岐阜はすごい田舎なのかなと思っていると思うので、都会(に行くとき)はオシャレは大事ですね」
木原さん: 「岐阜ってどちらかというと野心家の県と我々は分析していまして、織田信長の気質だと思うんですけど」