セバスチャン・スタンが若き日のドナルド・トランプに 『アプレンティス』2025年1月公開
ドナルド・トランプの若き日を描いた映画『The Apprentice(原題)』が、『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』の邦題で2025年1月17日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開されることが決定した。 【写真】「東京コミコン2024」で12月に来日予定のセバスチャン・スタン 本作は、成功を夢見る初々しい20代のトランプが、悪名高き伝説の弁護士ロイ・コーンに導かれて驚愕の変身を遂げ、トップへと成り上がるまでの道のりを描いた伝記映画。監督を務めたのは、『ボーター 二つの世界』『聖地には蜘蛛が巣を張る』などこれまで手がけてきた作品のすべてがカンヌ国際映画祭に出品されているアリ・アッバシ。本作も第77回カンヌ国際コンペティション部門に正式出品された。脚本は、長年トランプ前大統領を取材してきた政治ジャーナリストでもあるガブリエル・シャーマンが手がけた。 20代のドナルド・トランプは危機に瀕していた。不動産業を営む父の会社が政府に訴えられ、破産寸前まで追い込まれていたのだ。そんな中、トランプは政財界の実力者が集まる高級クラブで、悪名高き辣腕弁護士ロイ・コーンと出会う。大統領をはじめとする大物顧客を抱え、勝つためには人の道に外れた手段を平気で選び法さえ無視する冷酷な男だ。そんなコーンがまだ駆け出しでナイーブな“お坊ちゃん”だったトランプを気に入り、「勝つための3つのルール」を伝授し服装から生き方まで洗練された人物へと仕立てていく。やがてトランプはいくつもの大事業を成功させていくのだが、コーンさえ思いもよらない怪物へと変貌していく。 若き日のトランプを演じたのは、『アベンジャーズ』シリーズのウィンター・ソルジャー役で知られるセバスチャン・スタン。そして、トランプを一流の実業家へと育てた果てに、予想不可能な運命に巻き込まれる弁護士ロイ・コーン役を、『ジェントルメン』『メディア王 ~華麗なる一族~』のジェレミー・ストロングが演じた。 あわせて公開された予告編では、気弱で繊細な青年だった20代の実業家ドナルド・トランプ(セバスチャン・スタン)が、悪名高き伝説の弁護士ロイ・コーン(ジェレミー・ストロング)と出会い、やがてコーンの想像を超える怪物へと変貌を遂げる姿が映し出されている。父の会社が破産寸前まで追い込まれていたトランプは、緊張した表情でコーンと出会う。まだ駆け出しの“お坊ちゃん”だったトランプを意外にも気に入ったコーンは、勝つための3つのルールを伝授。それは「ルール1:攻撃」、「ルール2・非を絶対に認めるな」、「ルール3・勝利を主張し続けろ」という冷酷で非道な手段なもの。「勝つためには何でもやれ」という違法行為も辞さないコーンの教えに従い、トランプは一流の実業家となり成功へと突き進むが、その過程で彼は次第に洗練され、コーンですら想像しなかった怪物へと変貌を遂げていく。
リアルサウンド編集部