（ブルームバーグ）： 欧州中央銀行（ＥＣＢ）政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行（中央銀行）総裁は、地政学や脱炭素化などの力が向こう数年にわたり物価の伸びを高止まりさせる可能性があるとの見解を示した。
ナーゲル氏は７日開かれた会合で、「さまざまな潜在的な要因が、将来のインフレ圧力上昇をもたらし得る」と指摘。人口動態上の傾向が「持続的な賃金上昇の加速」につながる可能性もあると述べた。
さらなる調査が必要だとしつつ、新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）前に見られたような低いインフレ率に戻るとは考えていないと、ナーゲル氏は語った。
原題：ECB’s Nagel Says Structural Forces Could Keep Inflation Higher（抜粋）
(c)2024 Bloomberg L.P.
Mark Schroers
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