「バルミューダ、パナソニック」最新&個性トースター4選 高級オーブントースター誕生から9年、市場は?
■挟んで焼く個性派トースター 特徴は本体の形状と焼き方にある。「abien BREAD GRILL」はパンを上下のプレートで挟み込む、ホットサンドメーカーのような形状を採用。上下のプレートはバネで固定されているため、パンを潰すこともない。この形状がトーストを最高の状態に焼き上げる。 上下のプレートがパンにぴったりと触れるため、非常にすばやく焼ける。特に強く接触する耳の部分はカリッと焼き上がる。この食感がたまらない。また、フタを閉めて半密閉で焼くため、パンの水分が失われにくく、表面はカリッと、中はふわふわでみずみずしい焼き上がりになる。トーストは4枚切りから8枚切りまで対応するほか、プレートはコーティングが施されているので具材をのせたアレンジトーストでもこびりつくことなく焼ける。
1枚ずつしか焼けないものの、100秒の予熱が終わった後は1枚60秒で焼ける(6枚切りの場合)。 2枚目からは予熱時間も短くなるため、忙しい朝でも、家族の分の複数枚のトーストをすばやく焼けるのだ。トーストの焼き上がりはまさに絶品。毎朝のトーストをとにかく美味しく食べたいと考える人におすすめだ。 ■低温調理ができるコンベクションオーブン 個性派トースターとして、もうひとつおすすめなのが、テスコムの「低温コンベクションオーブン/ TSF61A」だ。最大の特徴はトーストに加えて、35~90℃、最長12時間の低温調理ができること。
そもそもオーブントースターは、朝食のときにしか使わないことが多く、そのためにキッチンの置き場所を取るのはもったいない、という声がある。しかし、この「低温コンベクションオーブン/ TSF61A」なら、夕食のおかず作りでも活躍できる。 基本となるトースターとしては、食パンを一度に4枚焼くことが可能。低温調理機能ではローストビーフやサラダチキンが作れる。さらにノンフライ調理やヨーグルト作りなどの発酵調理も可能。耐熱温度100℃以上の食品用チャック付きポリ袋に食材を入れることで、低温での煮込み調理などもできる。ほかにはない多彩な機能を兼ね備えているので、トーストだけでなく、コンベクションオーブンとしての機能を重視するなら有力候補になるモデルだ。
さらにちょっと贅沢な朝食を作るなら、トースター以外にも面白い選択肢がある。鋳物ホーロー鍋で有名なバーミキュラからは新たに「EGG & TOAST PAN」が登場した。メイン用途は卵焼き器だが、最高のバタートーストが焼ける。週末のブランチなど、時間があるときは、トーストをフライパンで焼くのも楽しいかもしれない。
コヤマ タカヒロ :デジタル&家電ライター