男子・高岡向陵53位 女子・富山中部58位 全国高校駅伝
●県勢振るわず 男子第75回・女子第36回全国高校駅伝競走大会(22日・京都市のたけびしスタジアム京都発着コース)男子は7区間42・195キロ、女子は5区間21・0975キロにそれぞれ全58チームが出場して行われ、富山代表の男子・高岡向陵は2時間12分38秒で53位、女子・富山中部は1時間18分20秒で最下位の58位だった。 ●【高岡向陵】森田主将「遅れ、流れ悪く」 来年リベンジ 33位となった2年前以来の都大路に挑んだ高岡向陵は30位台を目指したが、53位に沈んだ。1区を走った2年生の主将、森田陽斗は腹痛や左ふくらはぎをつるアクシデントに見舞われて区間55位。「自分が遅れてしまったことで全体的な流れも悪くなってしまった」と不本意な結果に終わったレースを悔やんだ。 2区以降も食らい付いたものの、思うように順位は上がらなかった。新井和祉監督は「レース(の流れ)を変えられる選手がいればよかったが、初出場の選手が多く、後手に回ってしまった」と振り返った。 走った7人のうち6人が1、2年生で、全員が県内出身。森田は「1区での失敗は1区で取り返さないといけない。今日の教訓を生かして来年にリベンジしたい」と誓った。 ●【富山中部】髙倉主将「力出し切った」 目標に及ばず 2年連続出場の富山中部は目標としていた昨年のタイム(1時間16分49秒)には及ばなかった。それでも途切れることなくたすきをゴールまで運び、アンカーを務めた主将の髙倉亜子(2年)は「タイムは(目標に)届かなかったが、みんなが力を出し切ったと思う」と語った。 1区から最後方でのレースとなったが、5区では髙倉が前との差を23秒から4秒まで詰める粘りを見せた。水原豊監督は「全国でレースするには力が足りなかったというのが率直な感想だが、選手は粘り強く走ってくれた」とたたえた。 県内屈指の進学校。約1カ月後に大学入学共通テストを控える3年生2人も走った。水原監督は「ここまでの過程や今日のレース内容含めて、頑張りには頭が下がる」とねぎらった。