【40代・50代におすすめ】はやりの白湯活、飲みすぎにはデメリットも!
便秘解消から美肌まで、さまざまな健康美容効果をもたらしてくれる白湯。沸騰の必要性や飲むべきベストなタイミングなど、「白湯活」についてのさらなる疑問を、温活のスペシャリストでもある内科医の石原新菜先生に伺った。
始めてみたら気になってきた… 白湯活初心者のための Q & A
Q:軟水、硬水どちらを使うといいの? A:飲み慣れた軟水が◎。 「日本の水道水は軟水であり、市販のミネラルウォーターも軟水がほとんどなので、飲み慣れた軟水がいいでしょう。一時期、ダイエット目的で硬水を飲むことが流行したように、硬水はマグネシウムが多く下痢になりやすいため、おすすめしません」 Q:いつ飲むのがいちばん効果的? A:快便なら朝、快眠なら夜がベスト。 「便秘解消が目的なら朝。温かいものを飲むことで腸が活性化し、水分によって便のすべりもよくなります。 安眠目的なら夜寝る前に。冷えは睡眠の質を低下させるので、白湯で体を内側から温めて、すぐに布団に入りましょう。両方改善したい方は、朝晩飲んでももちろんOKです」
Q:飲みすぎはよくないの? A:食事中は1~2杯がベター。 「人は1日に2Lの水が必要といわれますが、これは汁物や食べ物に含まれる水分も合わせた量なので、純粋に水分としてとるのは1~1.5Lほど。これをすべて白湯にしてもまったく問題はありません。ただし、食事のときに飲みすぎると胃液を薄めて消化力が低下するので、食前から食後まで通して2杯までにとどめましょう」 Q:多めに沸かして保温しておくのはOK? A:温度が保てれば問題なし。 「最近はエコの意識が定着して、マイボトルに白湯を入れて持ち歩く人も多いようです。一度にたくさん沸かしてポットに入れておき、こまめに飲むのも手軽でいいですね。でも白湯活は温度が重要。ベストな温度は少し熱いと感じながら飲めるぐらいの50~60℃です。保温性の低いポットやボトルでぬるくなってしまっては意味がないので、保温性が高いものを選んでください。また保温している間に雑菌が繁殖しないように、ボトルに直接口をつけるのはやめて、そのつどカップや湯呑みに注いで飲むようにしましょう」