ファーム非公式戦104試合出場「最初は緊張した」育成3年目がフェニックスLでマルチ安打
◆みやざきフェニックス・リーグ ソフトバンク5―6韓国・ハンファ(25日、生目第二) ソフトバンクの育成3年目、藤野恵音(けいお)内野手(21)がマルチ安打を放った。 ■まるで映画のワンシーン、球場入りする柳田悠岐【写真】 「9番三塁」でフル出場。3回、初球の真っすぐを左前に運ぶと、7回にも真っすぐを左前に運んだ。「真っすぐに刺されないように、ボール球に手を出さないように、追い込まれるまでは積極的にいくことを意識した」と語った。 走攻守そろった内野手として期待され、戸畑高(福岡)から2022年に育成ドラフト1位で入団。3年目の今季はウエスタン・リーグの出場がなかったが、ファーム非公式戦に104試合出場し、打率2割9分4厘、4本塁打を残すなど経験を重ねている段階だ。 10月中旬には3軍の韓国遠征へ。10打数1安打、1本塁打に終わったが「正面を突く当たりなどがあり、感じは悪くなかった」と手応えをつかんだ。23日からフェニックス・リーグに参加している。「最初は緊張した。韓国でやってきたことを継続してやっている」とうなずく。 同リーグは残り2試合。オフの自主トレは牧原大成に〝弟子入り〟するという。「(このリーグで)しっかりアピールして、自主トレでさらに力をつける」。覚悟を持って4年目に臨む。 (浜口妙華) 【#OTTOホークスファーム情報】
西日本新聞社