【#今旬コレクション】森愁斗、親友・綱啓永の生き方に感銘受け「周囲にどう見られているのか気にならなくなりました」
◆お兄さん(森英寿)とは正反対? そうですね。お兄ちゃんの部屋はすごくきれいで、リモコンもちゃんと箱に入れたりしていて。逆に僕からしたら信じられなくて。こんなにキチっとしてたら疲れちゃうなって。基本僕は脱ぎっぱなしなので(笑)。 ◆無理してこれをやらなくちゃと思うと、自分を追いつめることになりかねないですしね。 でも、自分でも意外でしたね。一人暮らしをする前は、絶対にキレイでオシャレな部屋になっていると思っていましたから。この前、レイアウトを変えてから、久々にふみ君(小川史記)が僕の家に遊びに来たんですけど、「こんぐらい散らかっているほうが逆にオシャレなんじゃない?」「ちょっと雑な感じが男くさくて、なんか実家っぽくっていいよ」って言ってくれて。「気を張らないでいられるから、友達とかも来やすくていいね」って言ってもらえたんです。なので、これからも自分のペースに合わせて片づけていこうと思います。 ◆常に気を張っているなかで、息抜きできるスペースは大事ですからね。 そうですね。それが僕にとっては、ちょっと散らかった状態なのかも。まあ、言い訳ですけど(笑)。 ◆ちなみに今一番手に入れたいものはありますか? 今、手に入れたいものは身長(笑)。飯島さんがスラっとされていてカッコいいので、すごくうらやましいなと思いました。 ◆ご自身の高校を振り返ってみて、どんな高校生活を送られていましたか? 僕は高校で私服だったので、皆さんが想像するような学校というよりは塾みたいな雰囲気だったんです。今回の撮影を通して、制服を着ることができてうれしかったですし、エキストラの方もいっぱいいて、当時思い描いていた高校生活に近い生活を送れているような気がしました。撮影していて新鮮で楽しかったです。 ◆学生時代と今の自分と比べてみて、変わったなと思うところはありますか? 小学校のころは、1クラスだけだったのもあって、男女みんなとわりと仲良かったんですけど、中学にあがって人見知りが発動されてから、話し掛けられても「あっ、はい」みたいな素っ気ない返事をすることが多くなりましたね(笑)。そこから高校生になっても同じ感じで…。でも、芸能のお仕事、特にドラマをやるようになってから、人見知りはしなくなりましたね。 ◆BUDDiiSでステージに立つようになってではなく? ライブだと、パフォーマンスに対しての歓声やレスポンスなので、直接お客さんと会話をする機会はあまりないんです。一対一で直接深い話ができるようになったのは、グループのメンバー以外だと、8LOOM(ドラマ『君の花になる』内でのグループ)のメンバーとかの存在が大きかったです。 ◆俳優としてはもちろん、ドラマ『君の花になる』は森さん自身にとってのターニングポイントとなったわけですね。 はい。『君の花になる』の出演をきっかけに、僕という存在をたくさんの人に知っていただけましたし、そこから個人のお仕事で関わる人の輪が広がって、友達も一気に増えました。僕はそれまで気にしいで、自分が周りからどう見られているのかを気にしたり、どこか心を閉ざしてしまうところがあったのですが、ある人のおかげで気にならなくなりましたね。 ◆ある人とは? 綱啓永君。現場に一緒に行くときとか、僕はマスクをして帽子をかぶって、眼鏡をかけてがっつり変装しているのに、啓永は何もしないんですよ。「何でマスクとかしないの?」って聞いたら、「肌が荒れるから」って(笑)。こんな生き方ができたら、なんて楽なんだろうって、彼の行動に感銘を受けちゃって。確かに、変装していようが、服装とかでバレちゃうときはバレちゃうんですよ。だったら、気にしなきゃいいかって。自分がそういうことに対してストレスになるなら、タクシーに乗ってみるとか、人混みを避けるとか自分に合うスタイルを自分でコントロールし始めることができたというか。そういう余裕ができたのも、少しずつ仕事に慣れていったり、啓永や周りの人たちの影響が大きいと思いますね。 ◆綱さんは、森さんにとって俳優仲間を超えた特別な存在であると。 もう、偉大すぎます。メンバー以外で、多分一番会っているんじゃないかな。頻繁に会っている分、影響されることも多いですし。いいなと思ったところを自分なりにくみ取っていけたらいいなと思っています。 ◆あらためて本作の見どころや楽しみにしている方へメッセージをお願いします。 出ているキャラクターみんな、誰かを思う愛があるんです。愛の形、在り方がそれぞれ違うだけに、いろんなトラブルがあったり、いろんな思いが行き交う作品になっています。世の中的にはダメなことかもしれないですけど、不思議なことではないといいますか。そうなってしまったのは仕方のないことなのかなと、僕的に理解できる部分もあるので、ぜひそれぞれの解釈で見てもらえたらいいんじゃないかなと思います。本当に目が離せない展開が盛りだくさんなので、最後まで楽しみにしていてほしいです。 <プロフィール> ●もり・しゅうと…2002年9月18日生まれ。東京都出身。O型。ダンスボーカルグループ・BUDDiiSのメンバー。主な出演作はドラマ『Maybe 恋が聴こえる』『ぼさにまる』『君の花になる』など。 photo/中村 功 text/星野彩乃 styling/井上亮(PUNCH) hair&make/KANANE (PUNCH)
TV LIFE web