「在宅ワークのはじめどき」っていつ?読者のお悩みに回答します!
子どもとの時間を増やしたい! と、育休中や小1の壁を前に、在宅ワークへ興味を持つ方も多いのではないでしょうか。 【グラフで確認】「在宅勤務」の割合はどのくらい?子育て世代の働き方 「いつかやりたい」と思っていても、家事や育児、仕事など……目の前のことに手一杯で、はじめどきに迷いますよね。 「在宅ワークをはじめるタイミング」に関するご質問が、読者さんから寄せられました。今回は2歳の娘さんを育てながら在宅フリーランスとして働くおこめさん (@ocome_1717)にお答えいただきます! * * * 私は2年前、夫の転勤を機に退職を余儀なくされ、妊娠中に在宅ワークを開始しました。現在は、在宅ワークを実現したい女性向けに、在宅ワークのノウハウや情報を提供するオンラインコミュニティ『ウィズママ』を主宰しています。 在宅ワークで安定した収入を得ながら、娘との時間もしっかり確保できており「子育て世代にとって理想的な働き方!」と言っていただけることも。 実際に在宅ワークをはじめた「ちょっと前をいく先輩」として、今回のお悩みにお答えしていきますね! ■今回いただいた質問はこちら! いただいたご質問をご紹介します。 引用---- 1歳の子どもを保育園に預けて働いています。通勤時間も長く、平日子どもと触れ合う時間はほぼゼロ……慌ただしくお世話をして1日が終わります。 在宅ワークに惹かれますが、ただでさえ忙しい中、新しいことを始めるのはとても不安です。もう少し育児が落ち着いてからはじめるべきでしょうか? ---- 小さなお子さんを抱えながら新しい道に進むのは本当に勇気がいりますよね。私もこの2年間、同じように悩むことがたくさんありました。 ですが妊娠中に在宅ワークを始めてから、0歳のときに新しい仕事に挑戦したり、1歳のときにオンラインコミュニティを立ち上げたりと……子どもが小さくても、新しいことにチャレンジし続けられています! 不安を払しょくして新しいことに踏み出すために、意識していることをお伝えしますね。 ■残念ながら……育児が落ち着くタイミングはやってこない! 育児が落ち着いたら、在宅ワークはじめます! というご意見を、Instagram DMなどでよくいただきます。その際、私がお伝えしているのは……「育児が落ち着く日は、いつまで経ってもやってこないですよ~!」ということ。 「育児」と一言で言っても、月齢によって悩みは尽きませんよね。育児が落ち着くタイミングを待っていたら、あっという間に10年くらい経ってしまうかも。 育児がひと段落するまでじっと耐えるのではなく、今できる範囲ではじめてみてください! ・在宅ワークをしている人の発信を追う ・どのような仕事があるのか探す など、小さなことでも構いません。小さなできることを積み重ねて、いざ! というタイミングに備えましょう。 ■「時間の使い方」を自分でしっかり決めよう! 先ほどお伝えした通り、どんなに育児が大変でも今すぐチャレンジすべき! とは思いません。「今は在宅ワークをはじめない」という決断も大切です。 ・トイレトレ期間は、心に余裕がほしい ・入学前後は、学校に慣れるまで子どもを最優先しよう と、育児に専念する期間も必要ですよね。実際に私も、娘の離乳食スタート時には業務量をセーブしていました。 重要なのは「今は仕事よりも育児をメインにする時期」と、自分で決めること! 在宅ワークをはじめたい方の場合、「もうちょっと育児が落ちついたらはじめよう……」と考えていると、ずっと先延ばしてしまうかも。「トイトレが完了したらはじめよう!」など、始める時期を明確にするのが大切です。 ■気持ちを整理して、理想の生活に近づこう それでもやっぱり、はじめるのが怖い! という方には、ノートを使った思考整理がオススメです。やり方は簡単! ノートに「自分への問い」を書いて自分で答え、更に深堀していく……というものです。 ・「怖い」原因はなんだろう?収入面?夫の反対? →いくら稼げたら怖くなくなる? ・在宅ワークをはじめたらどんな生活になるんだろう? →逆に、はじめなかったらどんな生活が待ってる? など、自分で自分の相談役になるイメージで書いてみてください。頭の中だけで考えを整理するのは難しいですが、ノートに書き出すと答えが見えやすいですよ。 在宅ワークをはじめるタイミングに共通の正解はありません。だからこそ、やりたい! と思ったときが理想の生活に近づくチャンスかもしれませんよ。ぜひ今できることから、はじめてみてください。 * * * おこめさん、お答えいただきありがとうございます! 「在宅ワークのはじめどき」はそれぞれ違っても、まずは子どもや、自分の気持ちにしっかり向き合うことが理想の暮らしを実現するカギになりそうですね。 「今の私にできるかな……」と足踏みしてしまうときは、ぜひ時間をとって、自分の考えを整理してみましょう。 ▶プロフィール おこめ 「子ども時間を大切にする働き方」をテーマに在宅ワークのコツを発信している、2歳女の子のママ。約300名の在宅ワークを目指すママが集うコミュニティ「ウィズママ」を主宰。 文=YY