秋の味覚堪能して 阿東でナシ狩り始まる【山口】
県内有数のナシ産地として知られる山口市阿東地域で31日、ナシ狩りが始まった。農事組合法人「長門峡梨組合」(内山賢次組合長、9農園)が、所属する4農園を日替わりで開放。みずみずしい果実が楽しめる。9月上旬まで。 篠目の浜安力梨園(浜安力園長)は面積約0・5㌶の農地に約100本の果樹を栽培。園内はたわわに実った果実の重さで高さ約1・5㍍の木々の枝が低くしなっている。濃厚で果汁が多い「豊水」、甘味の中の爽やかな酸味が特徴の「20世紀」の2種類が味わえる。浜安園長(81)は「秋の味覚を存分に堪能してほしい」と来場を呼び掛ける。 今年の出来について、同組合で広報を担当する中山勝美さん(67)によると「春先の低温の影響が少なく、花の着花具合も良く、例年並み」と語った。 台風10号の影響で29日午後と30日に販売所を休業したものの、心配された果実への被害はほぼなかったという。 入園料は共通で大人800円、子ども500円。園内食べ放題で持ち帰りは1㌔800円。 阿東篠目の同組合事務所で入園を受け付ける。時間は午前9時~午後4時。無休。問い合わせは同組合(電話083-955-0555)へ。