【誕生】糖質制限が必要な人に・・・低糖質バスクチーズケーキ開発の思い
鹿児島読売テレビ
もうすぐクリスマスです。ケーキを考えている人も多いと思います。家族団らんのひと時、同じ思いでケーキを囲めない人も中にはいます。様々な事情で糖質を制限しなければいけない人たちです。鹿児島市の人気のケーキ店が低糖質のバスクチーズケーキを開発しました。おいしさはどうなんでしょうか? 鹿児島市照国町のSOUL CAKE SHOP。九州初のバスクチーズケーキの専門店としてオープン、スイーツ好きを虜にしています。 (SOUL CAKE SHOP・若松健太さん) 「焦げ目がある。明らかに。見た目も無骨で。だけど一口食べれば人を引き付ける」 オーナーの若松さんが作るスイーツは全国の催事やネット販売で火が付きバスクチーズケーキは年間5万個を売り上げる商品になりました。転機となったのは、東京での、ある女性との出会いでした。 (SOUL CAKE SHOP・若松健太さん) 「うちのバスクチーズケーキを一口食べて、これを低糖質でなんとか表現できないか?という相談がきっかけでしたね」 女性は病気の影響で糖質の制限が必要でした。 (SOUL CAKE SHOP・若松健太さん) 「ランチのお店を選ぶのもちょっと向こう主導でここでいいですか?と遠慮がちに言われた。そういう人の方が何でも食べる人に気を使っているんだなとすごく感じた。3,4年前にバスクチーズケーキが流行った時を思い出した。食べたくても食べられない人がいたんだな当時。あれだけ一世風靡する中で。そういう人に改めて食べて欲しいなと思った」 糖質を気にする人は多くいます。 (街の人) 「糖質は気にしますね。最近は特に」 糖尿病を患う人は、食べたいものを食べられない苦しさについてこう話します。 (糖尿病を患う人) 「塩分、糖分抑えられたら大変。両方ダメだったら泣くんです食べられなくて。塩分、糖分ない。みっともないけど」 若松さんは、自然由来の糖分アルロースを使い開発に取り組みました。独自製法で砂糖も小麦も使わず、定番商品と変わらないおいしさの低糖質のバスクチーズケーキを完成させました。食べ比べをしました。まずは、低糖質のものから。 (内田直之キャスター) 「おいしい。濃厚でチーズのねっとりした感じ、舌触り最高です。お店の特徴でもあるゴロット感がしっかりあってチーズの風味がものすごく強いです」 一方の通常の商品は。 (内田直之キャスター) 「食感はほぼ変わらないですね。続けて食べれば甘さの質の違いが少しあるかな?というのは感じます。低糖質のバスクチーズケーキを単体で食べたら普段との違いは気づかないかもしれない」 (SOUL CAKE SHOP・若松健太さん) 「おいしいねと言い合いたいじゃないですか。食べ物は。それが幸せですし」 一緒に同じものを食べておいしさを共有して欲しい。それが若松さんの思いです。SOUL CAKESHOPでは、専用の工房を作ろうと、現在、クラウドファンディングに挑戦しています。低糖質のバスクチーズケーキは2000円から2500円ほどで販売される予定です。