東海 名古屋と岐阜で最も遅い猛暑日 3連休は秋雨前線南下で大雨か 2週間天気
記録的な猛暑は、ようやく終わりが見えてきました。東海地方では、次の3連休は秋雨前線が南下する影響で大雨の恐れがありますが、この雨を境に季節は前進する見込みです 東海地方の2週間天気
2週間天気前半:19日(木)~25日(水) 3連休の天気
今週末から来週にかけて、傘の出番が多くなりそうです。 20日(金)までは大体晴れる所が多いでしょう。局地的に急な雨や雷雨の可能性はありますが、広い範囲での天気の崩れはなさそうです。 【3連休の天気】 21日(土)と22日(日)は前線が本州を南下し、前線に向かって暖かく湿った空気が入る見込みです。21日(土)は次第に雨の所が増え、22日(日)は広い範囲で雨が降るでしょう。特に、22日(日)は暖かく湿った空気の流れ込みが強まり、雨雲が発達する可能性があります。本降りの雨が続き、雨脚が強まる所もありそうです。最新の天気予報を確認するようにしてください。 連休最終日(23日)は、前線は一旦南へ下がるため、雨は止み晴れ間が戻る所が多いでしょう。 ただ、24日(火)と25日(水)は、前線が再び北上するため、広い範囲で雨が降る見込みです。来週中ごろも、前線の影響で大雨になる恐れがあります。
20日(金)まで広く猛暑日も 次第に暑さ落ち着く
名古屋と岐阜では、今日18日、最高気温が35℃以上となり、最も遅い猛暑日を観測しました(これまでの記録は2023年と2024年の9月16日)。 20日(金)まで広く猛暑日が予想され、静岡では37℃が予想されています。厳しい残暑が続くため、運動会の練習が行われている地域では、冷却グッズや水分を多めに持たせるなど、お子さんの熱中症対策を万全にしてください。 ただ、長い猛暑はようやく終わりが見えてきました。秋雨前線が南下する影響で、来週は秋の空気が次第に入ってくるでしょう。最高気温は、曇りや雨の影響もあり、30℃に届かない日もあり、猛暑から解放されそうです。日ごとの寒暖差、一日の中での寒暖差が大きくなるため、体調管理に気をつけてお過ごしください。
あると便利 熱中症対策グッズ
レジャーなど、暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。 ①ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。 ②日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。 ③扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。 ④冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。
2週間天気後半:26日(木)~10月1日(火)
26日(木)以降は、前線や湿った空気の影響で、曇りや雨の日が多いでしょう。曇りや傘マークが並んでいますが、前線がのびる位置により予報は変わりやすく、晴れ間が出る日もありそうです。 極端な暑さの日はありませんが、平年よりも気温の高い状態は続き、最高気温は30℃前後まで上がる見込みです。昼間はまだ夏服の出番がありそうですが、朝晩はひんやり感じられそうです。そろそろ秋服の準備を始めても良さそうです。
日本気象協会 中部支社 竹下 のぞみ