「僕は独りぼっち」 逝去のアラン・ドロンさんが“最後に愛した”日本人女性に語った悲痛な叫び 望み通り愛犬が眠る礼拝所に埋葬
愛犬とともに
ドロンの死が伝えられたのは、そんなトラブル報道の記憶もまだ生々しい時期だった。 亡くなってから6日たったこの日、自宅で密葬が行われると知り、ファンが各地から集まってきた。門前にはファンが感謝のメッセージや若かりし頃の写真が添えられた色とりどりのバラの花束を次々と供えていた。ファンたちは、その場で記念写真を撮影したり、設置された芳名帳にメッセージを残したりして別れを惜しんだ。 葬儀には、3人の子供や親類、映画界の重鎮など50人ほどが参列。非公開で行われた。フランス映画界のレジェンドは生前、自分が死んだら、十数匹もの愛犬たちが眠る敷地内の礼拝堂に埋葬してほしいと話していたといい、その希望はかなえられたそうだ。
撮影・田中和義/共同通信 「週刊新潮」2024年9月5日号 掲載
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