「障害者ヘイト」に賠償命令 ネットで差別投稿、前橋地裁
骨が変形する病気により歩行困難などの重度障害がある前橋市の男性が、インターネット上の差別投稿で名誉を傷つけられたとして、投稿者の男性に約195万円の損害賠償を求めた訴訟で、前橋地裁は8日、約95万円の支払いを命じた。原告側代理人の下山順弁護士は「障害者へのヘイトスピーチは許されないと明確にした」と評価した。 原告は「脊椎骨端異形成症」を患う兵藤一晶さん（48）。判決によると、兵藤さんが昨年4月、24時間の訪問介護を求めて前橋市を提訴したとの報道を受け、東京都内に住む投稿者は匿名掲示板「5ちゃんねる」に「殺処分でいいやん」と書き込んだ。
