150回の節目を記念 大丸京都店で「都をどり」展
京都五花街のひとつ、祇園甲部の舞踊公演「都をどり」が明治5年に始まって以来、150回の節目を記念する展覧会が、京都市下京区の大丸京都店で始まりました。 初日の28日は、祇園甲部の舞妓、小桜さんと小絹さんが来場者を出迎え「おたのもうします~」とチラシを配って公演をPRしました。会場には、京都の匠の技術が生かされた「総をどり」の衣装やこれまでの公演ポスターの原画、舞台写真や映像など「都をどり」の1世紀半に及ぶ歴史や魅力を伝える作品資料などがずらりと並びます。特にポスターは著名な日本画家による作品もあり、1976年=昭和51年の第104回のポスターを手がけた日本画家・秋野不矩の原画をはじめとする貴重な展示に注目が集まっていました。ことし4月1日から始まる「都をどり」を前に、150回の歴史などを振り返る特別展は、3月12日まで開かれています。