パナソニックの一人暮らし社員に聞く、日々の家事や生活に役立つお気に入り家電
春といえば新生活のシーズンですが、大手家電メーカーのパナソニックが首都圏に住む18歳~35歳の学生・社会人を対象に「初めて一人暮らしを始めた際の家電購入」についてのアンケートを実施しました。このアンケート結果を受け、同社は「一人暮らしの家電事情」についてプレスセミナーを開催。今現在、一人暮らしをしているパナソニックの若手社員が実際に使っている家電、便利と感じた家電について生の声を聴かせてくれました。 【図表】一人暮らし経験者(600名)に聞いた、「一人暮らしを始める際に、揃えた家電」の回答結果 ■一人暮らしでそろえる家電は冷蔵庫・洗濯機・炊飯器がトップ3に アンケートはZ世代前半(18歳~22歳)、後半(23歳~29歳)、30代(30歳~35歳)という3つの年代別で結果を集計しています。なかでも興味深いのは「一人暮らしを始める際に、揃えた家電」という質問項目。 これを見ると、冷蔵庫・洗濯機・炊飯器の3つは、どの世代でも購入割合が高いことがわかりますね。グラフで注目してほしいのは「ドラム式洗濯乾燥機」の項目。「洗濯機」ではスコアが低かったZ世代前半が、「ドラム式洗濯乾燥機」では突出しているのです。 Z世代前半の18歳~22歳といえば、まだ働き始めて間もない年代。収入もそこまで多い人ばかりではないはず。にもかかわらず数万円から購入できる縦型洗濯機ではなく、20万円以上することも多い「ドラム式洗濯乾燥機」を購入しています。Z世帯前半世代の「(とりあえず家電を揃えるのではなく)自分に必要な家電をしっかり見定めて購入する」という姿勢がうかがえます。 ■パナソニック若手社員が実際に使って「イチオシ」と感じた家電は? 実際に一人暮らしをしている人が本当に便利と感じた家電はなんでしょうか? 一人暮らしをしているパナソニック若手社員の4名が、それぞれのイチオシを語りました。 ■パーソナル食洗機「SOLOTA」 休日に料理を作り置きして冷凍保存しているという船戸和平さんのオススメは、一人暮らし用という珍しい食洗機「SOLOTA(NP-TML1)」です。仕事が終わって自宅に帰ると自炊が面倒なときも多いもの。SOLOTAがあれば、平日は作り置きした料理を電子レンジで温めて食べて、食後は保存容器と食器をSOLOTAに入れてボタンを押すだけ。今回お話を聞かせてくれた一人暮らし中の4名のうち、船戸さんを含めた3名が実際に自宅でSOLOTAを使っていました。 ■自動計量IH炊飯器「SR-AX1」 もともと普通の炊飯器を使っていたという井上和さんは、自動計量IH炊飯器「SR-AX1」をオススメ。水と無洗米をあらかじめ本体に入れておき、スマホから1膳~2合まで好きな量を好きなタイミングで炊飯できる炊飯器です。いままでは炊飯器で一気にごはんを炊き、一膳ずつ冷凍していたという井上さん、「冷凍庫を開けたらごはんがなかった」という失敗も多々あったそう。SR-AX1を使うようになってからは、好きなタイミングで毎回炊きたてのごはんを食べられるようになりました。帰宅中にスマホから炊飯を実行すれば、家に着くころにはごはんが炊き上がっています。 ■ミラーレスカメラ「LUMIX DC-G100D」 できる限り家事は家電にまかせているという成瀬愛季さんのイチオシは、ミラーレスカメラの「LUMIX DC-G100D」。カメラが趣味という成瀬さんは、休日に写真を撮ったりカメラを触ったりする時間を作るために、家電を駆使しているそうです。 ■衣類スチーマー「NI-FS70A」 一人暮らしの部屋だとアイロン台を置くスペースさえもったいない――という大木優佳さんは、衣類スチーマー「NI-FS70A」をオススメ。ハンガーにかけたままで衣類のシワを伸ばせるうえ、高温のスチームによって、なかなか洗えないニットの脱臭や除菌もできる点が魅力と語ります。 すべての家事を自分でする一人暮らし、仕事はあるし、趣味にも時間をかけたいし、やりくりが難しいと感じている人は多いはず。まかせられる家事は家電にまかせて(ドラム式洗濯乾燥機や食洗機がいい例です)、できた時間は趣味やリラックスの時間にあててはいかがでしょうか? 自分の生活スタイルに合う家電を探すのも楽しいものです。 ■ 倉本春 くらもとはる 生活家電や美容家電、IoTガジェットなど、生活を便利にする製品が大好きな家電ライター。家電などを活用して、いかに生活の質をあげつつ、家事の手間をなくすかを研究するのが現在最大のテーマ。
倉本春