親から引き継いだ店を夫婦で切り盛りしています。老後は2人で年金暮らしをしていけるでしょうか?
国民年金基金で備える方法も
国民年金基金は、個人事業主など国民年金の第1号被保険者の老後の所得を保障する制度です。加入することで、会社員の厚生年金のように公的年金を上乗せできます。 国民年金基金に加入すると、月額6万8000円(※)を限度に掛金の金額やプラン、口数を選択して年金の内容を設定できます。年金の受け取り方法は、終身年金を基本として、2口目以降は確定年金も選択可能です。 運用成績で給付額が決まるiDeCoとは異なり、掛金やプランに応じて必ず一定の年金を受け取れる点が国民年金基金のメリットです。また、掛金は社会保険料控除として所得から控除できるため、節税効果も期待できます。 ※iDeCoと併用する場合は両方の掛金の合計が6万8000円まで
年金だけでは悠々自適な老後生活とはいかない可能性がある
自営業者として店を営んできた期間が長い場合、公的年金だけでは老後資金が大きく不足する可能性があります。何らかの老後資金の準備をしておかなければ、余裕のある老後生活を送るのは難しいでしょう。 老後資金の準備方法としては、貯蓄以外にNISAやiDeCo、国民年金基金などの手段が考えられます。各制度を理解して、自分にあった方法で老後に備えましょう。 出典 日本年金機構 老齢年金 日本年金機構 令和5年4月分からの年金額等について 総務省統計局 家計調査年報(家計収支編) 2022年(令和4年)平均結果の概要 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部