「大手=生涯安泰」はもう終わり!? 大企業でリストラされてしまう人の特徴とは
近年、大企業の大型リストラが続いていましたが、そのなかでも業績が悪化していないのに人員整理されてしまう「黒字リストラ」が目立っています。 一生安泰と思って入った大企業なのに、定年までの生活が激変する人もいます。 本記事では、大企業でリストラされる人はどんな人なのか、リストラされてしまったらどうすればいいのかを合わせて解説します。
黒字なのにリストラ? リストラ対象にされる人とは
コロナ禍も少し落ち着きを見せ、企業によるリストラは対象人数こそ減っていますが、黒字でも人員整理を行う動きは続いています。 ◆大企業でも黒字リストラが多くなっている 株式会社東京商工リサーチ(東京都千代田区)によると、リーマン・ショック以来の高水準で人員整理が多かった2020年は、上場企業の早期・希望退職は93社に登りました。2023年現在も続く上場企業による人員整理は、「黒字リストラ」に特徴があります。 東京商工リサーチによると、2023年1~5月に「早期退職・希望退職者の募集」をした上場企業は20社で前年同期より1社増えています。そのうち半数の10社は黒字企業でプライム上場企業が7社でした。 ◆大企業でもリストラされる理由は? コストの見直しと人員刷新 現在メインのリストラ対象となっているのが、いわゆるバブル世代も含む45歳以上です。企業の本音としては、人件費の高い管理職を含む高年齢層を削減したほうが効果は高いと考えているのでしょう。 また給与面だけでなく、これからの世界に順応できる新しい人材を増やしたい側面も考えられます。そのため、将来を見据えた構造改革として、人員の刷新やコストの見直しを勧めるとして、上場企業のリストラは黒字であっても続いていくと思われます。 ◆大企業でもリストラされる人の特徴 リストラされてしまう人には、納得の理由のほかに、「なぜあの人が?」といった場合もあります。リストラされる人の特徴をご紹介します。 1.勤務態度に問題がある人(欠勤や早退などが目立つ、健康に問題があるなど) 2.成長意欲が薄い、現状維持の人 3.会社への貢献度が低い人 4.年齢が45歳以上の人 5.周囲との人間関係がよくない人(雰囲気を悪くする人や上司と仲が悪い人も) 以上の理由をあげましたが、納得できたでしょうか。 4番の45歳以上の人は、仕事ができると思っていても、残念ながらそれだけで対象になることもあります。また5番は、仕事ができていても人間関係が悪いと、対象者を比べたときにターゲットになりやすいかもしれません。