月着陸機、米で15日打ち上げ 「日本の民間初」へ再挑戦 アイスペース
宇宙ベンチャー企業のアイスペースは9日、自社開発した月着陸機を15日に打ち上げると発表した。 同社は2022年にも打ち上げたが着陸目前に失敗しており、2度目の挑戦となる。着陸に成功すれば日本の民間企業で初めて。月面では搭載された探査車で地表のデータを採取したり、さまざまな実験を行ったりする計画。 15日午後3時11分(現地時間同日午前1時11分)、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから米スペースX社のロケット「ファルコン9」で打ち上げる。ロケットには米企業の別の着陸機も搭載されるという。4~5カ月程度かけて月面に到着する予定。月面で採取した砂は所有権を米航空宇宙局(NASA)に有償で譲渡し、世界初の宇宙資源を用いた商業取引の実現を目指す。