敏感肌が実はいちばんキレイになれる? 美の巨匠・齋藤薫が注目する最新美肌ケアとは|STORY
今や7割の肌が、敏感を訴えている? だから、敏感肌ケアは進化が凄いのだ
じつは「自分も敏感肌かもしれない」と考える人が今、7割近くもいるというデータがある。コロナ禍のマスク習慣もあって、その割合はまたさらに増えていると言われるのだ。 逆に言えば、敏感そのものはもう特別なものではなく、誰にでも可能性があるもの。ストレスや食べ物、乾燥や紫外線などの要因から、いつ誰が敏感になっても不思議じゃない時代なのだ。昔よりも肌を守るケアが万全だからこそ逆に弱くなると言う皮肉も含めて。 敏感がある意味とても一般的になってきたからこそ、実力あるメーカーがこれまでにない勢いと熱量を持って研究を進め、敏感肌ケアの進化が大きく注目を浴びているのだ。 それもバリア機能を育てるケアはもちろんのこと、敏感肌用の美白やリンクルケアもどんどん充実してきている。かつては敏感肌用と言えば本当に刺激を与えずに肌を守るものばかりだったのに、今はとんでもなくバリエーションが広がっているのだ。加えてびっくりするほど攻めのエイジングケアも多くなっている。 それでもちゃんと敏感肌に対する配慮が効いていて、例えばだけれど、敏感肌は当然のことながら肌をこすってはいけないからこそ、スキンケアとファンデーションを1つにしたようなものも増えている。 気がついていただろうか。最近妙にミストタイプの化粧品が流行っていたり、またトラブルケアのマルチ化がトレンドだけれど、それも敏感肌ニーズに一部答えたものだと考えて良い。 つまり肌に触れずにお手入れしたい、だからミスト。肌に触れる回数を減らしたい、だからマルチ……という具合。 言うならば、敏感肌ニーズに応えることが、化粧品をどんどん進化させていると言っても良い。敏感肌ケアはある意味スキンケア界の主役になりつつあるのだ。 例えば私も、年齢を重ねるほどにバリア層が貧弱になってきて“老化性敏感肌”と言っても良い状態にあり、だから最近はよく敏感肌ケアを使う。それも仕方なくではなく積極的に。“健康肌用”よりも“敏感肌用”の方が何だか魅力的に見えることがあったりするのだ。そんな意味も込めて、今回とりわけユニークな敏感肌ケアをご紹介したい。