【熊本競輪(モーニング)FⅡ】実況アナも感じるバンクの癖だが山原さくらは「走りやすかったですよ」
<11日・熊本競輪・前検日> <記者コラム・森川和也の追走一杯> リニューアル後の当地を走った多くの選手が「普通の400バンクに比べても変わっている」と話す。実況アナの大村篤史さんも独特の癖を感じているようで「コーナーの距離が短いから、そこを理解して話さないと遅れてしまう」と、細心の注意を払っていると教えてくれた。 そんな興味深い雑談をしているところに現れたのが山原さくら。台風の影響で最終日が中止になった前々回の武雄の後、高知に戻ることができなかったため熊本に入ってトレーニングをしたそうだ。「家に帰れなかったから熊本で練習をさせてもらいました。本当に助かりました。お世話になった恩返しで優勝したいですね。バンクの感触? 別に走りやすかったですよ」。目下6連勝中と調子は問題ない上、今回は試走できた強みもある。初日からシリーズリーダーらしい激走が見られそうだ。 ▼7R(高橋朋恵)参加前に2日間も当地で練習した。アドバンテージを生かして車券に絡む。7―4―235。 ▼2R(原田峻治)もはや絶滅危惧種ともいえる「先行」のコメントを貫く異色のルーキー。当地は脚質や駆け方によっては逃げ残りやすい走路だけに楽しみ十分。5―13―1234。