記憶に残る変化球の使い手たち【立浪和義の超野球論】
球が消えた
1993年のデビューイヤーからスライダーを武器に活躍したヤクルト時代の伊藤智仁
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、野球界にも感染者が出ました。プロ野球の開幕もいつになるのか分からない状態ですが、1日も早い終息と、再び何の心配もなく、球場に足を運んでいただける日が来るよう祈っています。 感染以外、球界の動きがほとんどありませんので、今回は少し昔話を書いてみます。 ピッチャーの変化球についてです。バッターの誰もが苦手にするのがインコースですが、そこからさらに体に食い込んでくる球は、かなり打ちづらいものです。左バッターの私にとっては左投手のシュート系の球や、右投手のカットボール、スライダーになりますが、特に2人の右投手のスライダーが記憶に残っています。 私は、基本的に右投手のスライダーに・・・
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週刊ベースボール